研究課題/領域番号 |
17320086
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
浅岡 高子 佐賀大学, 留学生センター, 教授 (40346870)
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研究分担者 |
山本 甫 関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (30131478)
エリス 俊子 東京大学, 大学院・総合文化研究科言語情報科学専攻, 教授 (90242031)
江藤 博文 佐賀大学, 総合情報基盤センター, 助教授 (10253585)
ASAOKA Takako Kansai Gaidai University, Faculty of Foreign Languages, Professor (40346870)
杉本 和弘 鹿児島大学, 教育センター, 助教授 (30397921)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
6,830千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
2005年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 海外留学 / オーストラリアの大学 / 留学の成果 / 異文化適応 / 国際人としての成長 |
研究概要 |
海外留学は、学部大学生の国際化教育の有力な選択肢であると考えられる。本研究の目的は、学部大学生にとってより効果のある海外留学ができるよう、事前・事後の海外留学指導等に参考となるデータを集めることである。本調査では、以下の点を明らかにした。 1.2種類のアンケート調査及び、留学生との国際シンポジウムに参加した日本人大学生の手記の分析、日本人交換留学生への面接聞き取り調査により、国際人にはどんな資質が望まれるかを調査した。その結果、1.異文化を理解し、尊敬し、受入れようとする態度、2.自文化の知識を持ちそれを相手に正しく伝えることができること、3.お互いを平等な人間とする考え方、4.外国語でのコミュニケーション能力であった。さらに日本人に取っては、相手に自分の意見を明確に表示することの需要性が明らかとなった。 2.上記アンケート調査の結果の一部をさらに詳しく検証するため、日本の大学からオーストラリアの提携大学に短期(1年)留学生として留学中の日本人学生20人のケーススタディーを行った。調査方法としては、面接聞き取り調査、月間レポート、心理テスト等の各種のテストを使用した。その結果、留学体験は日本人交換留学生にとって非常にインパクトの大きな経験であり、異文化理解、自分のルーツである日本や日本人に対する理解、また自分の持つ能力の限界にチャレンジし自分自身の能力への理解を深めた。留学体験を通してのアイデンティティーの変容、世界観の変容、英語力の変化や、留学中の住居での経験を通して、日本人学生にとってのオーストラリア留学の困難さや問題点を明らかにした。
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