研究課題/領域番号 |
17320095
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
史学一般
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
秋田 茂 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (10175789)
|
研究分担者 |
玉木 俊明 京都産業大学, 経済学部, 教授 (10288590)
山下 範久 立命館大学, 国際関係学部, 准教授 (90333583)
久保 亨 信州大学, 人文学部, 教授 (10143520)
水島 司 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (70126283)
杉原 薫 京都大学, 東南アジア研究所, 教授 (60117950)
WOLFGANG Schwentker (SCHWENTKER Wolfgang) 大阪大学, 大学院人間科学研究科, 教授 (30379226)
|
研究期間 (年度) |
2005 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
15,880千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 1,080千円)
2007年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2006年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2005年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
|
キーワード | グローバルヒストリー / 世界史 / グローバル化 / 世界システム論 / アジア世界 / 長期の18世紀 / 東アジアの奇跡 / 地域間連鎖 / 世界経済史 / 国際研究者交流 / 国際情報交換 / 多国籍 |
研究概要 |
(1)「比較」と「関係性」の二つのキイ概念に着目し、従来の西洋中心史観に基づいた世界経済史、世界システム論をアジア研究の側から相対化し、新たなグローバルヒストリー研究の展望を切り開くために、3年間で、20回のセミナー、8回の国際ワークショップ、1回の国際会議を開催した。 (2)2007年12月の総括国際ワークショップで、ヨーロッパとアジアにおけるモノと情報の流れを通じた地域間連鎖・結合の相違と共通性を、双方向的比較(bilateral comparison)の手法を活用して検討した。その結果、「長期の18世紀」では両地域間でさほど相違がなく同時並行的な発展が見られたこと、また、20世紀後半の東アジア地域の経済的勃興(東アジアの奇跡)は、世界システムにおけるアジア世界の「相対的自立性」を通じて可能になったことが明らかになった。その成果は、英文のProceedingsとして刊行した。 (3}世界に向けて研究成果を発表する「情報発信」に力を入れた。Global Economic History Network(GEHN)の国際ワークショップでの6回の発表に加えて、米国テキサス大学オースティン校、ハーヴァード大学歴史学部、ハンブルク大学歴史学部、国立シンガポール大学アジア研究所(ARI)、中国・南開大学歴史学院、中山大学歴史学部などで、共同でセミナーやワークショップを企画し研究報告を行った。 (4)研究成果の一部は、Osaka University Global History Discussion Papersとして英語で刊行した(現在8号まで出版・編集中)。また、セミナー情報を広く公開するために、独自のホームページGlobal History Online(http://www.globalhistoryonline.com/)を開設し、英語版も創設した。
|