研究課題/領域番号 |
17320127
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 独立行政法人国立博物館東京国立博物館 |
研究代表者 |
古谷 毅 国立文化財機構東京国立博物館, 文化財部保存修復課, 保存修復室長 (40238697)
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研究分担者 |
犬木 努 大阪大谷大学, 文学部, 准教授 (40270417)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
9,040千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 840千円)
2007年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2006年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2005年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | 古考学 / 古墳時代 / 形象埴輪 / 古墳時代政治史 / 技術移転 / 古代手工業 / 首長層 / 考古学 / 埴輪生産 / 埴輪工人 / 古代手工業史 |
研究概要 |
形象埴輪樹立古墳は、古墳時代前半期に近畿地方から各地方に急速に拡大し、古墳時代前期末(4世紀後半〜末)頃と中期中(5世紀前半〜中)頃および中期末(5世紀後半〜末)頃に集中する。背景には埴輪工人(製作技術者)の移動を伴う地方埴輪生産の成立が想定され、形象埴輪の製作は高い技術的専門性を必要とするため、列島内の首長間における技術交流の契機には政治的な背景が想定される。 研究対象は各地方初現期の形象埴輪樹立古墳出土資料で、現地調査では悉皆的な分類・分析により埴輪群・土器・土製品の組成を把握し、埴輪製作技術・使用工具等の比較研究・資料化のために、調書作成・実測・写真撮影による観察記録を作成した。対象は、福岡県沖出古墳古墳、大分県亀塚古墳、宮崎県西都原169号墳、広島県三ッ城古墳、京都府蛭子山1号墳、奈良県室宮山古墳、和歌山県車駕之古址古墳、岐阜県昼飯大塚古墳、愛知県味美二子山古墳、三重県宝塚1号墳、静岡県堂山古墳、山梨県豊富大塚古墳・三珠大塚古墳、群馬県赤堀茶臼山古墳出土埴輪である。調査に際しては、福岡・大分・宮崎・山口・広島・愛媛・兵庫・京都・大坂・奈良・和歌山・滋賀・岐阜・三重・静岡・長野・山梨・群馬各府県の古墳研究者を研究協力者として依頼し、調査精度の向上と効率化を図り、関連資料調査・文献収集を実施した。次に、研究成果の共有化と方法・課題の明確化を図るために、古代史研究者を招聘して年数回の研究会を実施し、古代手工業史からみた埴輪生産の技術交流の政治的意義について検討・意見交換を行った。 また、作業は研究支援者を雇用して、東京国立博物館蔵の宮崎県西都原古墳群、群馬県赤堀茶臼山古墳出土資料の分類・実測も実施した。調査資料と文献資料はファイリングし、データはパソコンで簡単な統計処理を施した。19年度末には、平成17〜19年度の研究成果を集約した報告書を作成した。
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