研究課題/領域番号 |
17320141
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 東京経済大学 |
研究代表者 |
松本 光太郎 東京経済大学, コミュニケーション学部, 准教授 (90229550)
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研究分担者 |
小林 敦子 (新保 敦子) 早稲田大学, 教育学部, 教授 (90195769)
梅村 坦 中央大学, 総合政策学部, 教授 (90124289)
大野 旭 (楊 海英) 静岡大学, 人文学部, 教授 (40278651)
松本 ますみ 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (30308564)
高橋 健太郎 駒澤大学, 文学部, 准教授 (30339618)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,160千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 1,560千円)
2007年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2006年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | 中国ムスリム / イスラーム復興 / 文化人類学 / 国際研究者交流 / 中国:台湾 / 東洋史 / 宗教的ネットワーク / 商業的ネットワーク / ムスリム・ネットワーク / 文化変容 / 社会変動 / 多民族間社会関係 / 宗教活動 / 商業ネットワーク |
研究概要 |
平成19年度科学研究費補助金研究成果報告書は、3年間の調査研究の成果と、本プロジェクトの最終年度に開催された国際シンポジウム「移動する中国ムスリム-ヒトと知識と経済を結ぶネットワーク」の報告内容を整理し、作成したものである。その際、本科研プロジェクトの課題として提示した三つのテーマを軸としている。その三つのテーマとは次のとおりである。一つ目に、中国ムスリムの越境移住の実態について調査を行うことである。中国ムスリムは中国国内における人口流動のみならず、迫害や留学、労働移民、宗教指導者の動きやメッカ巡礼などによって、国境を越えて移住し、コミュニティを形成している。移住や定着にともなって、社会構造や文化にどのような変化が生じたのかという点が、本報告書で解明しようと試みた一つ目の軸である。二つ目に、中国ムスリムの国内外における移住に付随して、イスラーム的宗教知識と商業的ネットワークの構築過程を探ることが目的であった。本報告書では、宗教指導者や宗教学生のモスク間の移動や、イスラーム宗教知識の国境を越えた流動などが分析を二つ目の軸として分析している。三つ目に、中国ムスリムの移住や、移住にともなうイスラーム宗教知識の流動などにともなって生じる、宗教復興を調査分析することであった。イスラーム復興をキーワードとする論考も、本報告書に収録されている。これら三つの軸を中心に提出された研究成果を、中国西北、西南華南、新疆、中国域外という地域軸に基づいて整理しなおし、報告書として提出した。
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