研究課題/領域番号 |
17330036
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
国際関係論
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
大芝 亮 一橋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (50168910)
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研究分担者 |
納家 政嗣 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (50172581)
山田 敦 一橋大学, 大学院・法学研究科, 教授 (40293146)
内田 孟男 中央大学, 経済学部, 教授 (90276684)
滝田 賢治 中央大学, 法学部, 教授 (50129962)
佐々木 卓也 立教大学, 法学部, 教授 (60202090)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,650千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 1,350千円)
2007年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2006年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
2005年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | 政治学 / 国際関係 / 国際連合 / 国際組織 / 日本外交 |
研究概要 |
2006年に日本は国際連合加盟50周年を迎えた。これまでの日本の国連外交について、国連をはじめとする大使や総合外交政策局をはじめとする外務省関係者、そして国連関係者に対してオーラルヒストリーの手法を用いて当時の証言を得、またヒアリング等を行ってきた。 まず、現代の国際関係を分析する手法としてのオーラルヒストリーについて、その長所や問題点などについて、検討を行った。次に、国連外交に関するオーラルヒストリーは米国ではイェール大学において、また国内では政策研究大学院において、すでに実施されており、また、こうした資料をもとにした研究論文も発表されているので、先行研究(資料形成としての意味と研究論文での分析結果)の成果と課題を検討した。そして、本プロジェクト自身により、国連関係者に対するヒアリング等を行い、オーラルヒストリーの証言を記録していった。 こうした分析方法の検討やオーラルヒストリーやヒアリングの成果を参考に、本プロジェクトの研究者が、それぞれ専門とする視点(国際政治学、国際法、国際政治史)に基づく分析を行い、研究会で報告・議論を行った。関連テーマに関する論文は日本国際政治学会関連の書物や他の出版物のなかで発表されてもいる。 オーラルヒストリーやヒアリングを進め、また各自の分析方法にもとづく研究を進めるなかで、日本の国連外交研究における重要テーマを再検討した。その結果、(1)21世紀秩序との関わりはなにか、(2)日本の国連外交についての通史を見た場合、湾岸戦争は転換点であったか、(3)安保理改革問題のゆくえ、(4)国連について経済社会関係の考察がすくないのはなぜか、などが重要な論点・争点であるとの共通の認識を得た。そこで、こうした重要論点・争点を中心に、さらに研究を進めた。
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