研究課題/領域番号 |
17330065
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
足立 正樹 (2007) 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (90068263)
丸谷 れい史 (2005-2006) 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (60030673)
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研究分担者 |
福田 亘 岡山商科大学, 経済字部, 教授 (00030669)
永合 位行 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (40218037)
藤岡 秀英 神戸大学, 経済学研究科, 准教授 (30252753)
鈴木 純 神戸大学, 経済学研究科, 准教授 (40283858)
足立 正樹 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (90068263)
村上 寿来 神戸大学, 経済学研究科, 助手 (10379505)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
11,850千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2006年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
2005年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | サード・エコノミー / 経済体制 / 福祉国家 / 福祉社会 / 社会保障政策 / 少子高齢社会 / NPO / 社会的経済 / 少子化 / 高齢社会 / 社会保障 / コミュニティ / 市場主義 / 経済基盤の変化 / グローバル化 / 少子高齢化 / 三層秩序 / 協同組合 / 経済倫理 |
研究概要 |
本研究では、経済基盤の変化との関連において、サード・エコノミーの役割と機能、およびその実践のあり方がいかなる変化を遂げつつあるのかを研究した。従来型の福祉国家体制の限界とその転換が進む現代の経済社会における経済政策に関連する諸問題の解決において、サード・エコノミーのあり方がひとつの鍵になっており、それについて新たなシステム概念とそれに基づく国際的な分析を行うことに、本研究独自の重要性を示すことができた。 研究の方向性としては、第1に、経済基盤の変化、とりわけグローバル化と少子高齢化におけるサード・エコノミーの機能と役割について経済・社会政策論ならびに経済体制論の側面から原理的な考察を行った。第2に、経済基盤変化のもとで、サード・エコノミー領域の個別主体の機能と役割についての分析、および各国におけるサード・エコノミーの具体的展開についての国際比較分析として、欧州からはドイツを、アジアからは日本および東南アジア(特にフィリピン)の現状について調査・研究を行った。それぞれの個別テーマについて、特に社会保障政策・高齢者政策等の観点において、サード・エコノミーを組み込んだ新しい経済社会秩序の構築との関連から経済政策論的な含意の導出を試みた。これらの研究に用いる構報関連機器、および調査研究旅費として、本研究経費を使用した。 サード・エコノミーの動向が影響を与える経済社会の諸領城、あるいはそれに影響を与える経済社会的要素は多岐にわたる。全体として多岐にわたるテーマを扱うこととなった本研究を今後も引き続き展開して、経済システム論および経済政策論の原理的分析と、個別経済政策への具体的含意を進めたい。
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