研究課題/領域番号 |
17330102
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 福井県立大学 (2007) 京都大学 (2005-2006) |
研究代表者 |
上總 康行 福井県立大学, 経済学部, 教授 (20121494)
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研究分担者 |
和田 淳三 岡山大学, 経済学部, 准教授 (30182976)
水野 一郎 関西大学, 商学部, 教授 (70174034)
澤邉 紀生 京都大学, 経営管理大学院, 教授 (80278481)
丸田 起大 九州大学, 経済学研究科, 准教授 (70325588)
堀井 悟志 愛知産業大学, 経営学部, 講師 (50387867)
水島 多美也 中村学園大学, 経営経済学部, 准教授 (80299693)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
14,150千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 1,050千円)
2007年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2006年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
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キーワード | ケーススタディ / アメーバ経営 / リスクマネジメント / BSC / 回収期間法 / 割引回収期間法 / 臨床的知識 / 次世代管理会計 / 投資経済計算 / 科学的知識 / 実践的知識 / 臨床会計学 / 戦略管理会計 / マネジメントコントロール / フィードフォワード / 経済付加価値 / 原価企画 / 利益連鎖管理 / バランスト・スコアカ / COSO内部統制 / 分権化 |
研究概要 |
次世代管理会計システムのフレームワーク及びそのグローバル適用について日本国内におけるケーススタディと海外におけるフィールド調査を行った。具体的には京セラ,東京三菱銀行,新日本製鐵株式会社における管理会計システムの理論化を行った。その概要は以下の通りである。(1)京セラの経営システムはアメーバ経営として知られているが、そのアメーバ経営の特徴を組織的側面及び計算構造的側面から典型的アメリカ大企業とはまったく異なるものであることを明らかにした。(2)東京三菱銀行(名称は調査当時)では戦略マネジメントとリスクマネジメントが融合したマネジメント・システムが構築されつつある。東京三菱銀行米州本部では全社的な組織再編と規制環境に対応すべくBSCとリスクマネジメントの融合が行われた。(3)回収期間法は貨幣の時間価値を考慮しないとされていることから理論的には劣っているとされ七いるが,新日本製鐵株式会社で利用されている回収期間法が貨幣の時間価値を考慮していることが明らかになった。 また,管理会計において近年生じた研究対象・研究目的・研究方法の変化について、その性格を明らかにし、次世代管理会計フレームワークの構築を試みた。研究対象としては日本企業の管理会計実践を中心とすること、研究目的としては多様な学問分野や経営実践の基盤として管理会計(学)をプラットフォームとして確立することを目指すこと、研究方法としては実践的知識と科学的知識を結びつける臨床的知識の重要性を認識したアプローチをとることの三点である。そのうえでケーススタディではその鮮明さが実務家への重要な洞察の伝達方法を改善しながら,理論的課題を劇的に表現し,特定のコンテキストにおける実例を調査することにより,実務家の学習訓練や,ひいては実践智の確立へ向けた貢献を果たすことができることを明らかにした。
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