研究課題/領域番号 |
17330123
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
高橋 正人 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (20236318)
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研究分担者 |
大山 博史 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (10340481)
大川 一郎 筑波大学, 人間総合科学研究科, 教授 (90241760)
川崎 友嗣 関西大学, 社会学部, 教授 (10298838)
畑下 博世 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50290482)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
6,250千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 高齢者 / 世代 / 親密性 / 自律性 / 否定表明 / 若年者 / 社会関係 / イギリス高齢者組織 / 自立性 / 戦争体験 / エイジズム / 関係的自律 / 親密な関係 / 異性関係 / 苦情 / 社会福祉サービス利用 |
研究概要 |
これまで実施してきた「若年者の親密性」調査、「高齢者の否定表明」調査、高齢者のライフヒストリー調査について分析することを中心にして活動した。 分析の焦点は社会関係における「親密性」と「否定表明」の関連をみることであったが、世代による差異が明らかになった。人間関係一般について若年者は自律的な「否定表明」が必要であると認めつつも、「否定表明」を避けて穏やかな関係をつくとうとする傾向がある。それに対して高齢者は必要であると判断をすれば、「否定表明」を避けることはない。しかし高齢者の方が感謝の言葉などの肯定的な表明をすることも多く、基本的な態度として、親密な関係形成に肯定的である。若年者は親密な関係を築く基本的な認識において、否定的な態度がみとめられた。社会関係における「親密性」については、世代による差異が認められ、若年世代ほど、「親密性」は「閉じた関係」の中で形成されるのに対し、高齢世代の親密性は「開かれた関係」の中で、「否定表明」などを伴いながら形成される傾向が認められた。親密な社会関係における「否定表明」の世代差は、若年者よりも高齢者の方に高度な「自律性」を認める根拠となる。さらに高齢者のライフヒストリー調査からは、「語るべき」体験をもつ者と「語るべき」体験をもたない者の差異が「否定表明」の仕方と関連していた。「語るべき」体験をもつ者はより積極的に「否定表明」をする傾向があった。 また国際比較の観点から、イギリスの高齢者組織に関する資料の整理を行った。
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