研究課題/領域番号 |
17330131
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
黒木 保博 同志社大学, 社会学部, 教授 (20121593)
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研究分担者 |
中嶋 和夫 岡山県立大学, 保健福祉部, 教授 (30265102)
尹 靖水 梅花女子大学, 現代人間学部, 教授 (20388599)
空閑 浩人 同志社大学, 社会学部, 准教授 (90325431)
権 〓珠 (権 ?珠) 岡崎女子短期大学, 人間福祉学科, 教授 (80369579)
MENSENDIEK Martha 同志社大学, 社会学部, 准教授 (00288599)
鬼崎 信好 福岡県立大学, 人間福祉学部, 教授 (90148958)
小尾 義則 梅花女子大学, 現代人間学部, 教授 (90259581)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 1,380千円)
2007年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2006年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
2005年度: 5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
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キーワード | 社会福祉関係 / 国際比較 / 多文化共生 / ソーシャルワーク / モデル研究 / モデル開発 / 社会福祉学 / 国際情報交流 / 韓国 / 中国 |
研究概要 |
本研究は、ソーシャルワークと東アジア・モデルの構築のために、とりわけソーシャルワークと国民文化との関係を焦点にした理論と実践を研究することを目的とした。 まず人口学的要因、老親扶養意識、家族凝集性について関連性の研究を日本、韓国、中国で進めた。結果、東アジア地域用老親扶養測定尺度の開発において因子構造モデルの側面から構成概念妥当性は統計的に支持された。儒教が重視する老親扶養意識は無視できない変数であること、また、老親扶養意識に対して、年齢と家族凝集性の認知が共通して関連していると見なすことが可能との結果を得られた。今後は、この結果をソーシャルワーカーの援助行動にいかに具現化するかが課題となる。 また高齢者の生活文化や意識、ニーズに着目し、ソーシャルサポートの概念を援用しながら日本・韓国・中国での生活支援に対する高齢者意識を把握する調査を実施した。結果、家族が高齢者にとって最も重要なサポート源として選好度が高いことが確認された。今後は、高齢者援助における理論と実践モデル構築とその適用可能性を検討することが課題となる。 次に、ソーシャルワークにおける理論や実践の文化的基盤、特性を見出し、ソーシャルワーク構築に向けた研究に取り組んだ。日本と韓国の高齢者福祉施設職員を対象とした個人概念、儒教文化、家族文化についての研究成果を得ることができた。また、多文化共生社会ハワイにおける高齢者扶養意識についての調査も実施した。
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