研究課題/領域番号 |
17330144
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 筑波大学 (2006-2007) 立命館大学 (2005) |
研究代表者 |
大川 一郎 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (90241760)
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研究分担者 |
吉田 甫 立命館大学, 文学部, 教授 (80094085)
土田 宣明 立命館大学, 文学部, 教授 (40217328)
田島 信元 白百合女子大学, 文学部, 教授 (90002295)
泰羅 雅登 日本大学, 総合科学研究所, 教授 (50179397)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,090千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 1,290千円)
2007年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2006年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
2005年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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キーワード | 前頭前野 / 認知リハビリテーション / 音読・計算 / 痴呆症状 / コミュニケーション / 痴呆 / 認知機能 / 前頭葉 / 認知症 / 高齢者 / 日常生活能力 / 前頭葉機能 |
研究概要 |
本研究の主な目的は、痴呆性高齢者に対して、音読・計算による介入をおこなうことによってどのような効果がみられるかということについて、コミュニケーション要因も加えて検討すること、また、高齢者の認知機能や前頭葉機能の特徴を、加齢に伴う変化も含めて、明らかにすることであった。 本研究の実施にあたっては、大勢の調査協力者(調査対象者、サポーター)の協力が不可欠となる。そのため、まず、研究プロジェクを支える体制作り(サポートネット)を行い、地域住民、行政等の協力のもと、研究をおこなっていった。 認知症高齢者て自立高齢者を対象としたこれまでの研究において、音読・計算課題の実施に加えて、サポーターとの適度(中程度)なコミュニケーションが、認知機能の改善に効果的であるということ、また、これらの要因が日常生活に及ぼす可能性があることが示唆された。NIRS(近赤外線光イメージング装置)を用いての介入前後の変化の分析もおこなった。 さらに、認知症高齢者を対象にした、3年に渡る縦断的データを用いて、音読・計算・コミュニケーションの継続的な効果についての、分析を行い、一定の効果が認められた。 高齢者や大学生のグループ、そして、広範な年齢域(20歳代〜70歳代)の方を対象に、適宜、様々な課題(SRC課題、ストループ課題、FAB課題、記憶課題、計算課題、語彙課題等)を実施し、高齢者の前頭葉機能や認知機能の特徴、そして、加齢変化についても明らかにしていった.
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