研究課題/領域番号 |
17330147
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
篠田 晴男 立正大学, 心理学部, 教授 (90235549)
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研究分担者 |
中田 洋二郎 立正大学, 心理学部, 教授 (20106214)
軍司 敦子 国立精神・神経センター, 精神保健研究所知的障害部, 室長 (70392446)
井上 祐紀 国立精神・神経センター, 精神保健研究所知的障害部, 流動研究員 (40415576)
北 道子 国立精神・神経センター, 精神保健研究所児童思春期精神保健研究部, 室長 (60214780)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
11,570千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
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キーワード | 自己理解 / 実行機能 / CPT / NIRS / 前頭前野 / 思春期 / 青年期 / 支援 / 視覚 / 実行 / 抑制 / 呈示頻度 / ADHD |
研究概要 |
本研究では、思春期〜青年・成人期を中心に発達障害者の支援の課題として重要視される自己理解の深度化と、その実現に欠かせない自己制御力を左右する実行機能の成熟について、臨床応用が期待されるNIRSの長所を活かした評価手法の確立を試みた。主な内容は、1.自己理解について:(1)自己理解の成熟にかかわる健常舎及び発達障害舎の評価に関する文献研究(2)試行版評価尺度の臨床事例への適用(3)評価手法の試行と臨床事例への適用上の課題を整理し、体系的・多元的な面接手法と介入効果を検討した。2.実行機能の評価について:(1)CPTを用いた注意集中・抑制制御能力を客観的に評価しうる認知神経科学的指標を見出した。特に前頭前野の脳血流動態は、思春期〜成人期おいて一定の活性水準に到り、課題の達成水準を反映しうるものであった。また、発達障害特性に関連したスペクトラム性によって個人差が生じうることも示唆された(2)ERPを用いた衝動特性の検討:認知葛藤課題事態において、エラー関連電位の出現様相から前頭-頭頂間での抑制性の機能を併せて評価しうる可能性が示唆された。3.実行機能評価にかかわる自己制御能力と自己理解:(1)これら情報を当事者にフィードバックし、自己の特性に基づいて援助希求を求めるチーム支援を実施した(2)就労支援につながるSST的な援助技法を試行し、自己の特性についての理解と対処スキルの向上に取り組んだ。臨床的には、感情制御の難しさも評価に組み込み、自己理解を深めつつ就労を目指す中で自己理解の深度化の厳しさとそれを支える人的・物的支援の枠組みの重要性が確認された。4.思春期に到るまでの幼児期段階からの準備的な評価と介入も生涯発達の視点から重要なことが確認された。
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