研究課題/領域番号 |
17330166
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
内海 成治 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (80283711)
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研究分担者 |
中村 安秀 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (60260486)
前迫 孝憲 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (00114893)
澤村 信英 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 准教授 (30294599)
大津 和子 北海道教育大学, 教育学部, 助教 (80241397)
乾 美紀 Osaka University, Graduate School of Human Sciences, Assistant Professor (10379224)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
12,370千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 1,170千円)
2007年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2006年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | ポストコンフリクト / 国際教育協力 / 緊急人道 / アフガニスタン / アフリカ / 教育開発 / 国際協力 / JICA / 難民の教育 / 緊急支援 / マサイ / UNESCO / 紛争後 / 難民 / 国際機関 |
研究概要 |
本課題はポストコンフリクト下における教育再建およびその支援のあり方に関する研究である。今年度は、アフガニスタン、ケニア、ルワンダ、東チモールにおける現地調査のほか、緊急教育支援のための国際的ネットワーク構築に向けて、JICAと協力して「アフリカ地域紛争後の教育支援研修コース」を実施し、さらに参加研修員のフォローアップセミナーをルワンダで実施した。 現地調査は紛争や災害の被害を大きく受ける伝統的な社会における教育のあり方を明らかにするために行っている。2007年度においては、アフガニスタンのバーミアンの二つの村での小学校を中心に生徒と親のインタビュー調査を行った。ケニアでは、スワヒリ族とマサイ族の学校調査を行った。東チモールでは紛争後に行った支援の有効性に関する調査を行った。 こうした調査から、ポストコンフリクトにおける教育熱の高まりを「難民化効果」として概念化するとともに、その意味を明らかにした。 JICAと協力して実施したアフリカ地域を対象とした「紛争後の教育復興」研修コースでは、スーダン(北および南)、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、シエラレオネ、リベリアの7力国から14名の教育関係者が参加した。講師には2006年度同様UNESCOの国際教育計画研究所(IIEP)から2名の研究員を招聘し、研修には日本からも7名が参加した。カリキュラムはIIEPの開発したものを使用し、研修方法も参加型で実施した。また、この研修コースのフォローアップ研修をルワンダのキガリで実施し、11名の研修員が参加し、帰国後の活動と最近の動向についてのワークショップを開催した。さらに、こうした知見をまとめて現在『国際緊急人道支援』(ナカニシヤ出版)を上梓中である。
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