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国境を越えて提供される学位の質保証に関する国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 17330184
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育社会学
研究機関(財)大学基準協会(大学評価・研究部)

研究代表者

前田 早苗  (財)大学基準協会(大学評価, 研究部), 部長 (40360739)

研究分担者 工藤 潤  (財)大学基準協会(大学評価, 研究部)・企画調査・研究系, 主幹 (70360740)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2005年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
キーワード質保証 / 学位 / アクレディテーション / オーディット / 海外学位プログラム / 大学評価 / 国境を越えた質保証
研究概要

本研究の目的は、高等教育の質保証において先進的な実践を行っているアメリカ、イギリス、オーストラリアにおいて、国境を越えて設置された分校や学位を授与する教育プログラムの質保証の実態を調査し、その特色や内在する問題を明らかにすることにより、事後チェックに大きくシフトしつつある日本の高等教育の質保証システムのもとで、日本の大学の海外校の質保証の具体的あり方について実践的な提言を行うことにある。調査研究の概要と成果は以下のとおりである。
アメリカでは、海外で提供されるプログラムの質保証を担っている6つのボランタリーな組織であるアクレディテーション協会に対してアンケート調査と2団体のインタビュー調査を行った。
イギリスでは、高等教育質保証機構が国内外を問わず、大学教育の質保証は一手に引き受けている。この高等教育質保証機構と海外に分校を持つ大学への訪問調査を行った。特に大学においては、海外分校の質保証の実際と課題を確認した。
オーストラリアでは、国策として海外での教育プログラムの提供が盛んに行われており、アジアに進出する大学も多い。その質保証を行っているオーストラリア質保証機構と3大学への訪問調査を行った。
いずれの国の評価機関も大学も、海外で提供される教育プログラムについて、いかに本校と同等の質を維持しているかに焦点をあてて質保証に取り組んでいる。そのための負担は決して軽いとはいえない。ただ、海外での教育提供は、多種多様であり、一定の規模以上のプログラムの質保証は確立されているが、十分な評価が行われていない小規模なプログラムも相当数存在することを確認した。いずれの国の評価機関も負担軽減を視野にいれつつ独自の活動を行っているが、なかでもオーストラリアで挑戦が始まっている相手国の評価機関との連携は、有効な試みであり、日本にとって最も参考となるものと考えられる。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2007 2006 2005

すべて 雑誌論文 (6件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 大学評価の課題-評価機関の立場から-2005

    • 著者名/発表者名
      前田 早苗
    • 雑誌名

      京都大学高等教育研究 11

      ページ: 110-117

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 大学基準協会が目指す質保証2005

    • 著者名/発表者名
      前田 早苗
    • 雑誌名

      IDE-現代の高等教育 476

      ページ: 12-19

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 高等教育アクレディテーション審議会(CHEA)について2005

    • 著者名/発表者名
      前田 早苗
    • 雑誌名

      平成16年度文部科学省委託研究 高等教育の質的充実を目指して -認証評価に関する調査研究報告書-

      ページ: 39-63

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] ドイツにおける高等教育の質保証システムについて2005

    • 著者名/発表者名
      前田 早苗
    • 雑誌名

      平成16年度文部科学省委託研究 高等教育の質的充実を目指して -認証評価に関する調査研究報告書-

      ページ: 115-162

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 特色ある大学教育支援プログラムの審査システムと審査を通して見えるわが国の大学教育改革の課題2005

    • 著者名/発表者名
      工藤 潤
    • 雑誌名

      季刊 教育法 147

      ページ: 104-111

    • NAID

      40007083442

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 専門分野別アクレディテーションの特質-AACSBのアクレディテーション・システムを分析して-2005

    • 著者名/発表者名
      工藤 潤
    • 雑誌名

      平成16年度文部科学省委託研究 高等教育の質的充実を目指して -認証評価に関する調査研究報告書-

      ページ: 65-92

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] よくわかる大学の認証評価2007

    • 著者名/発表者名
      早田 幸政
    • 総ページ数
      133
    • 出版者
      エイデル研究所
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [図書] 大学力 真の大学改革のために2006

    • 著者名/発表者名
      有本 章
    • 総ページ数
      303
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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