研究分担者 |
谷口 幹也 九州女子大学, 人間科学部, 講師 (30335830)
相田 隆司 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (20302903)
一條 彰子 東京国立近代美術館, 企画課, 主任研究官 (40321559)
藤原 伸彦 鳴門教育大学, 地域連携センター, 准教授 (60333564)
山田 芳明 鳴門教育大学, 実技教育研究指導センター, 准教授 (80363175)
福本 謹一 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (80165315)
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配分額 *注記 |
15,080千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 1,380千円)
2007年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2006年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2005年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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研究概要 |
本研究は、今日日本国内で注目され、各地で実施されている美術館における鑑賞学習における、子どもの学びと、それを支える教師の役割。そして美術館の存在意義について問い直しを行い、鑑賞学習支援するシステムを開発することを目的とした研究である。 研究を進めるに当たっては,理論探究,実践探究という二つの観点を設定し,各々を関連させながら追及を行った。 1理論探究においては,6回の研究フォーラムを実施し(1年次に4回,2年次に1回,最終年次に1回),それらを通して,理論的基礎の構築を図った。また,現地調査活動として6地区8美術館を訪問した。こうした研究活動を通して今日の鑑賞教育の目標と方法を特徴づける「参加」「過程」「生成」というキーワードを抽出するに至った。 2実践探究においては,4名の教育実践者の協力を得て,異なるアプローチによる7つの実践(小学校5件,中学校2件)を実施した。これらの実践については事前事後を含めて,動画および静止画によって詳細に記録を取り,分析を行うことで,子どもの干渉学習のプロセスと,それをコーディネイトする教師の役割,さらにこれらの教育活動を支える美術館の役割という3者が関係する学習モデルを導き出すことができた。 これらの成果は,毎年発行した年次報告書で報告するとともに,雑誌投稿や学会発表,図書にまとめるなどすることによって,広く周知することにつとめた。
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