研究課題/領域番号 |
17350053
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子化学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
正田 晋一郎 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10143364)
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研究分担者 |
小林 厚志 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教 (90361138)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
13,200千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 600千円)
2007年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2006年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2005年度: 7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
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キーワード | 酵素触媒高分子反応 / 硫酸化 / リン酸化 / 糖炭酸エステル / フォスファターゼ / セルロース結合ドメイン / フィターゼ / 加水分解酵素 / 糖加水分解酵素 / オリゴ糖 / 水溶性脱水縮合剤 / 糖供与体 / 糖受容体 / 配糖化反応 / N-イソブロヒルアクリルアミド / 熱応答性高分子 / 糖オルトエステル / グリコシル化 / アセチルエステラーゼ / 糖鎖 / グリコシル化合物 / 活性グリコシド誘導体 / カルボジイミド / 複合型オリゴ糖 / オリゴ糖オキサゾリン誘導体 |
研究概要 |
1.糖の1位ヒドロキシ基の直接活性化手法の開発 水溶性カルボジイミドを用いる糖オキサゾリンの直接活性化に成功した。また、光延試薬を用いるp-ニトロフェニルグリコシドの一段階合成法を見出した。 2.糖オルトエステル誘導体の簡易合成と加水分解酵素のスクリーニング フッ化カリウムを用いる糖オルトエステルの実用的な合成法を開発した。また、加水分解酵素を用いるグリコシル化反応の供与体としての利用を目的とし、糖オルトエステル誘導体を加水分解する酵素を探索した。 3.糖環状炭酸エステル誘導体の合成と化学的性質 糖加水分解酵素を用いるグリコシル化反応の供与体としての利用を目的として、グルコース炭酸エステルを加水分解する酵素を探索した。Rhizopus由来の酵素製剤であるSumizyme MCに加水分解活性が認められた。精製の結果、グルコース炭酸エステルを加水分解する活性は、低分子量のペプチドに由来することが分かった。 4.酵素触媒高分子反応の開発 硫酸エステルの加水分解酵素であるスルファターゼを触媒として用い、単糖ならびにオリゴ糖の硫酸化を検討した。その結果、N-アセチルグルコサミンあるいはキトオリゴ糖の硫酸化が進行することが分かった。また、リン酸化N-アセチルラクトサミンオリゴ糖の合成と,フィターゼ触媒リン酸化反応を行った。 5.酵素触媒高分子反応の効率化 不溶性多糖表面での酵素反応を実現するために、セルロース結合ドメイン、マルトース結合タンパク質、キチン結合ドメインという吸着特異性の異なる3種類の糖鎖結合部位を、それぞれ有しているBacillus circulans WL-12由来キチナーゼ(Chi)を調製した。
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