研究課題/領域番号 |
17350058
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
佐藤 尚弘 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10196248)
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研究分担者 |
橋爪 章仁 大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教 (70294147)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
11,510千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2005年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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キーワード | 高分子集合体 / 両親媒性高分子 / 共重合体 / 光散乱 / 沈降平衡 / サイズ排除クロマトグラフィー / 高分子ミセル / ランダム会合 / らせん高分子 / 光散乱法 / 沈降平衡法 / 円二色性 / 酸-塩基複合体 / 高分子会合体 / 感熱応答性高分子 / 水溶性高分子 / 蛍光法 |
研究概要 |
疎水性相互作用、水素結合高分子、イオン対相互作用などの強い引力相互作用が働く高分子系では、高分子集合体が形成され、その集合体の構造や解離-会合挙動が種々の物性に重大な影響を与え、同系の機能性発現に主要な役割を演じている。しかしながら、これらの高分子集合体の構造解析と解離-会合挙動の特性化の方法論は、いまだに確立していない。当該研究課題では、この進歩の遅れている高分子集合体の構造解析と解離-会合挙動の特性化の方法論の確立に取り組んできた。この目的を達成するために、できる限り多くの種類の高分子集合体系を研究対象とし、各系の集合体特性解析に共通する問題点を抽出し、それらを考慮に入れた解析理論を構築するという戦略をとった。 具体的に研究を行った系は、(1)高分子リビングアニオン、(2)両末端が疎水化されたテレケリック高分子、(3)両親媒性ブロック共重合体、(4)両親媒性ランダム共重合体、(5)高分子酸と高分子塩基の混合系、(6)熱変性させた二重らせん多糖、(7)熱変性された球状タンパク質、(8)球状タンパク質-イオン性多糖混合系、および(9)π共役高分子である。(1)については星形ミセル、(2)は花形ミセルがランダムに会合した花束ミセル、(3)は球状ミセルおよびベシクル、(4)は花形ミセル、(5)〜(8)はランダム会合体、そして(9)については多重らせん会合体のそれぞれのモデルを用い、静的・動的光散乱、沈降平衡、蛍光、サイズ排除クロマトグラフィー、粘度、円二色性などの実験手法を利用して、構造解析および解離-会合挙動の特性化を行った。
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