配分額 *注記 |
13,530千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 930千円)
2007年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2006年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
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研究概要 |
本研究は,マスカスタマイゼーションの優れた達成に向けて,一連の製品群を相互の関係を考慮しながら系統的に設計していくための支援技術を構築しようとするものであり,多様な製品設計における類型性に着目しつつ,典型的な具体的課題を取り上げて,モデリングと設計支援手法を構築することを目指したものであり,その概要は以下のとおりである. 1. 以下に示す各課題についての研究を進めるための基盤として,プロダクトアーキテクチャデザインのためのモデリングと設計支援手法の総合的な体系化のための検討を行った. 2. アーキテクチャデザイン概念についての有望な代替案を導出する過程に関して,知識管理型設計支援システムの構築フレームワークについての検討を進めた.具体的には,設計代替案を創出していく省察的なデザインプロセスに対する支援を行うためのオントロジーについての検討を展開し,その結果に基づいた設計支援のためのプロトタイプシステムを構築することによって,その有効性や妥当性を検証した. 3. 基盤フレームを共有しつつ機能部品を代替することによって展開する製品系列に関して,共通化システムの決定問題・個別化のための調整問題・製品展開範囲の調整問題のそれぞれを横断する設計問題を取り上げ,一連の最適性に潜んでいる因果関係を抽出した上で,具体的な産業用製品の問題を取り上げ,最適設計法を構成するとともに,ケーススタディを通じて,その意義や有効性を検証した. 4. 共通コア展開型の製品系列について,具体的な民生用製品における設計課題を取り上げ,その対象モデルと最適性の決定因子を明らかにした上で,最適設計解を合理的に導出するための最適化計算に基づいた設計手法を構築し,クラスター型並列計算機への実装を通じて,その有効性を検証した.
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