研究分担者 |
岡部 健士 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (10035652)
竹林 洋史 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (70325249)
山田 文彦 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 准教授 (60264280)
宇野 宏司 (宇野 広司) 神戸市立高専, 都市工学科, 講師 (00435439)
黒崎 ひろみ 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 助教 (30432769)
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配分額 *注記 |
7,950千円 (直接経費: 7,500千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2005年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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研究概要 |
この研究は4つの研究で構成される.1つは中野,岡部,宇野が主として担当した研究である.近年,地球温暖化などの影響により,海水温が上昇し,日本沿岸の海面の上昇が懸念されている.そこで潮汐データや地殻変動データをもとに日本沿岸全域を対象に中長期的な海水準変動の特性について調べた結果,西日本の海面上昇速度が大きいことがわかった.2つ目は吉野川などの河口地形変化の要因について調べたもので,全員が個々に担当している.底質の輸送メカニズムに関する現地調査,国土交通省で定期的に調査されてきた経年的な地形データの統計的解析,平面2次元地形変動解析を通して,河口地形の長期的な変動特性,河床構成材料の分布特性などについて検討した.3つ目は河口と周辺海域での漂砂特性に関する研究で物部川,有明海などを対象に詳細な現地観測を実施し,新たな現地観測手法について提案している,主に山田,中野,黒崎が担当した.4つ目は干潟の底生動物のすみやすい環境に関する研究で,物理環境特性から生息適性度を評価できる生息適性指数モデル(HSIモデル)を開発し,ベントスの生息適性度を評価することに成功するとともに,海水準変動などの物理環境変化が生態系に与える影響などが調べられた。中野,宇野,山田が担当した.
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