研究課題/領域番号 |
17360287
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 武蔵工業大学 |
研究代表者 |
宿谷 昌則 武蔵工業大学, 環境情報学部, 教授 (20179021)
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研究分担者 |
菅原 正則 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (60300513)
高橋 達 東海大学, 工学部, 准教授 (50341475)
西川 竜二 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (00307703)
斉藤 雅也 札幌市立大学, デザイン学部, 講師 (20342446)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
10,280千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 480千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2005年度: 6,800千円 (直接経費: 6,800千円)
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キーワード | 熱環境調整行動 / 居住体験 / 模型実験 / トイレ / 建築環境教育 / 昼光利用 / 視的快適性 / 温熱快適性 / 私的快適性 / 温度感覚 / 「感覚-行動」プロセス / 冷放射 / エクセルギー / 雨水 / 排水再生水 / 窓開閉行為 / 住環境教育 / 温房 / データベース |
研究概要 |
1.建築環境の物理量について、実測・シミュレーション・エクセルギー解析を行ない、自然のポテンシャルを活かした建築の「かたち」や「かた」が、資源(エクセルギー)を浪費しない建築環境を可能にすることを確認した。 2.光や熱といった建築環境の物理量と快適感の関係を明らかにするために被験者実験を行なった。自然のポテンシャルを活かせる建築の「かたち」や「かた」が、居住者に快適感をもたらし得ることを確認した。 3.建築環境の物理量や自然のポテンシャルを活かした住まい方に関する情報を居住者に開示し、居住者の「感覚-行動」の変化の有無について調査を行なった。光環境・温熱環境ともに居住者の「感覚-行動」には、短期・長期にわたる履歴(建築環境に関する過去の記憶)の影響があることが確認できた。建築環境の物理量を知ることで、居住者の環境調整行動に変化が現れることもある程度確認できた。 4.自然のポテンシャルを活かした住まい方に関する体験型住環境教育プログラムの開発・試行、試行結果の分析・評価を行なった。分析・評価は、様々な教育プログラムが参加者の意識・感覚・行動を変化させ得るかを明らかにするとともに、住まい方支援に有効な方法を明らかにするために行なった。教育プログラムは、参加者に情報(建築環境の知識や光や熱の測定数値)をただ単に与えるのではなく、参加者が実験の前に仮説を立てたり、ある建築環境を体験する前にその空間をイメージしたりする機会をつくる、すなわち「イメージの想起から体感を経て、イメージの確認・理解へとつなげていく学習プロセス:が有効であることを確認した。
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