研究課題/領域番号 |
17360329
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 独立行政法人物質・材料研究機構 |
研究代表者 |
任 暁兵 独立行政法人物質・材料研究機構, センサ材料センター, グループリーダー (30343875)
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研究分担者 |
ZUYONG Feng 独立行政法人物質・材料研究機構, センサ材料センター, 特別研究員
WANG Wenhong 独立行政法人物質・材料研究機構, 材料研究所, 特別研究員
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,200千円 (直接経費: 15,300千円、間接経費: 900千円)
2007年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2006年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2005年度: 7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
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キーワード | 非鉛圧電材料 / 圧電材料 / 点欠陥 / 電歪効果 / 時効効果 / 強誘電体 |
研究概要 |
本研究では、点欠陥のナノ秩序に関する普遍な対称性原理を強誘電体物質に適応することを証明すると共に、この新しい原理に基づいて、巨大圧電効果及び付随する新現象と点欠陥の種類、濃度などの関係を詳しく研究することを目的とする。具体的に、以下の成果を得た。 1.強誘電体における時効による安定化効果は世界初めて観察された。BaTi03とPLTにおいて、時効による逆変態温度の上昇を見出し、その効果は点欠陥のナノ秩序の対称性原理でよく説明できる。(APL 2005) 2.single domain強誘電体における時効を世界初めて発見した。(PRB 2006)。この発見により、点欠陥対称性原理は時効現象を支配する基本的な原理として樹立された。 3.acceptorとdonorの複合添加で時効による電歪効果の向上を果たした(APL 2006) 4.高いTc温度を持つKNbO3系において大きな電歪効果を世界初めて発見。(APL 2007) 5.点欠陥ナノ秩序の対称性原理の普遍性を証明した。(PRB 2008) 6.巨大電歪効果を制御するための基本方法を提唱した。これは実用にとっては重要である。(APL 2007) 7.点欠陥の添加で非鉛圧電材料における世界最高の圧電特性を持つ材料を開発した。(特許出願済 2008)
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