配分額 *注記 |
17,090千円 (直接経費: 15,200千円、間接経費: 1,890千円)
2008年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2007年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2006年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2005年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
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研究概要 |
溶融状態にしたNaBF_4マグネシウム合金を浸漬することにより, 合金表面にマグネシウムのフッ化物を形成し, 被覆することで耐食性向上を図った. 純(3N)マグネシウム, AZ31B, AZ91D, AM60合金などについてフッ化物皮膜の形成に成功した. また, これら皮膜形成後の試料は, 0.1N-HNO_3 溶液への浸漬試験においても耐食性を示し, 浸漬後3.0ksまで腐食反応を示す水素気泡の発生は認められなかった. 塩水浸漬試験(JIS H0541)の結果も良好であり, 260ks浸漬後も腐食痕はほとんど認められなかった. さらに, クロスカットを施した試料においても, 露出したマグネシウム合金素地の腐食はわずかであった. フッ化物皮膜は2層構造であり, マグネシウム合金表面に近い側にMgF_2層が形成され, その上にNaMgF_3層が形成されていることが明らかとなった
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