研究課題/領域番号 |
17360412
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
航空宇宙工学
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研究機関 | 独立行政法人宇宙航空研究開発機構 |
研究代表者 |
齋藤 宏文 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部・宇宙情報・エネルギー工学研究系, 教授 (80150051)
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研究分担者 |
戸田 知朗 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部 宇宙情報・エネルギー工学研究系, 准教授 (60321569)
山本 善一 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部 宇宙情報・エネルギー工学研究系, 教授 (60183985)
冨木 淳史 独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究本部 宇宙情報・エネルギー工学研究系, 助教 (50455466)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,680千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 1,080千円)
2007年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2006年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
2005年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | 深宇宙探査 / X帯・Ka帯 / アレイ型深宇宙局 / 送受信信号合成 |
研究概要 |
宇宙航空研究開発機構では、火星探査機「のぞみ」、小惑星探査機「はやぶさ」で実績を積み、木星以遠の探査に乗り出す航法・誘導技術を開拓してきた。最小でも9億kmに及ぶ超遠距離通信を実現する要求が木星以遠の探査機には課せられている。特に、測距回線の強化は探査機の航法、とりわけ軌道投入に向けた探査機位置決定の根幹であり、また探査機から地球局への回線の確保は科学観測の自由度を決める重要な要素である。 このような状況の下で、本研究では、日本が木星以遠の探査を実現するために必要になる地上系技術の開発を目指す。具体的な開発テーマは以下である。 ●深宇宙ダウンリンク回線増強のためのアレイ受信信号の合成技術の開発。 ●アレイ構成地上局による深宇宙アップリンク伝送技術の開発。 ●通信伝送のための位相補償技術の開発。 木星以遠の探査計画に必要とされるアレイ地上系を構成したときの能力と位相補償の限界を、実計測データを利用したシミュレーションにより明らかにすることができた。特にアップリンクの課題は、アレイ地上局が現行のX帯大型アンテナによる深宇宙局システムに対して優位であると主張する上でボトルネックとなっていて、本研究でのアップリンク方式提案は一定の解決策を与える。 これらの研究成果の蓄積により本研究の目的を達成し得たと考える。実証に向けたシステム開発は引き続くテーマであり、ここで得た研究成果を展開していくことが重要である。
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