研究課題/領域番号 |
17360434
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
水永 秀樹 九州大学, 大学院・工学研究院, 准教授 (40226246)
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研究分担者 |
牛島 恵輔 九州大学, 大学院工学研究院, 教授 (00038001)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
5,840千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 流体流動電位法 / 物理探査 / 地熱貯留層探査 / 石油貯留層探査 / 地下水汚染探査 / 地下浸透流の可視化 / 流体流動電立法 / 免疫アルゴリズム / 資源流体の可視化 / モニタリング探査 |
研究概要 |
流体流動電位法は、地下の資源流体(石油,地熱流体,地下水等)を可視化するためのモニタリング探査法で、地下の比抵抗構造と同時に、地下流体が流動するときに発生する流動電位を観測することにより流体挙動を把握することができるハイブリッドな探査法である。この流体流動電位法を用いてリアルタイムにデータ取得及びデータ解析を行なうためには、フィールドにおいて高速サンプリングが可能な可搬型の測定システムの開発及び、そのシステムを制御する制御プログラムと高速なデータ解析プログラムの開発が不可欠である。本研究では、流体流動電位法の計測システムの高度化に関する以下の研究開発を実施した。 平成17年度から流体流動電位法の計測装置の試作を繰り返し、平成19年度に32チャンネルのA/D変換モジュールを組み合わせたコンパクトな計測システムを開発した。この計測システムはそれまでの試作機の半分程度の大きさであり、最大256チャンネル(32チャンネル×8)の同時計測が可能である。計測装置の開発と並行してデータ解析プログラムの開発も実施し、流電電位法の3次元インバージョンプログラムおよび自然電位法の3次元インバージョンプログラムを開発した。 新規に開発した計測システムを用いて、鹿児島県指宿市の山川地熱発電所の周辺地区で、流体流動電位法調査を実施した。平成19年の6月には、予備調査として発電所構内の6点で観測を行なった。その結果、熱水還元に伴う顕著な流動電位の変化を計測することができた。平成19年の12月には、発電所周辺の約1km×1.5kmの調査範囲で流体流動電位法の本格的な調査を実施した。観測で得られた流動電位データを解析した結果、還元ゾーンを支配する断層の位置や、地下浸透流の流動方向等を推定することができた。
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