研究課題/領域番号 |
17380001
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
育種学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
渡辺 正夫 東北大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (90240522)
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研究分担者 |
鈴木 剛 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (10314444)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,890千円 (直接経費: 15,600千円、間接経費: 1,290千円)
2007年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2006年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2005年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
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キーワード | アブラナ科植物 / 自家不和合性 / 一側性不和合性 / 花粉-柱頭相互作用 / 遺伝子地図 / 分子マーカー / 花粉因子 / 柱頭側因子 |
研究概要 |
アブラナ科植物B.campestris(syn.rapa)の花粉と柱頭との認識反応には、この自家不和合性以外にも、自分とは異なる種を排除するなどの様々な認識システムの存在が考えられているが、その実態は明らかでない。S遺伝子の実態を明らかにする過程で、異なるS遺伝子表現型であるにもかかわらず、特定の個体がトルコ集団由来の系統の花粉を排除することを発見し、この現象が、S遺伝子座とは独立の1遺伝子によって制御されていることを明らかにした。この原因遺伝子単離を目的とした。 SUI系統に対し、異なる交配親であるS9 rapid cycling系統を戻し交雑をおこなった。この結果、表現型の分離比は期待通り、1:1であった。この組み合わせを用いてさらに遺伝学的解析を行うことで、今後目的の遺伝子が単離できることが予想された 原因遺伝子単離に向けて、PUI遺伝子型がnon-UIホモ遺伝子型個体とPUIホモ遺伝子型個体を用いてAFLP解析を行った。AFLP解析の結果、6個の連鎖マーカーを単離した。このAFLP解析で得られたPUI F_2集団各個体の遺伝子型情報を基に連鎖地図を作成した。その結果、全ての連鎖マーカーが1つのグループに分類され、全長約18cMの連鎖地図が作成された。さらに、本連鎖地図上に標的遺伝子座であるPUI遺伝子座が座上するかを解析するためにPUI F_2集団の表現型データを基に解析を行った。その結果、DNAマーカー・E-AAC/M-CCTとE-ACG/M-GAC間の約5cMにピークが検出された。ゆえに、この2つのマーカー間にPUI制御遺伝子座が座上すると考えられた。
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