研究課題/領域番号 |
17380019
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸学・造園学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
佐々木 邦博 (2007) 信州大学, 農学部, 教授 (10178642)
伊藤 精晤 (2005-2006) 信州大学, 農学部, 教授 (50021085)
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研究分担者 |
大窪 久美子 信州大学, 農学部, 准教授 (90250167)
木村 和弘 信州大学, 農学部, 教授 (40021092)
星川 和俊 信州大学, 農学部, 教授 (40115374)
中村 寛志 信州大学, 農学部, 教授 (70123768)
鈴木 純 信州大学, 農学部, 准教授 (40262696)
佐々木 邦博 信州大学, 農学部, 教授 (10178642)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
12,030千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 930千円)
2007年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2006年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | 居住環境 / 田園空間 / 快適性 / 地方都市 / 緑地環境 / 自然環境 / 休養利用 / 森林風致 / 森林 / 棚田 / 里山 / 山岳 |
研究概要 |
快適で永続的な居住環境創造のための田園空間の再生と利用に関して、生活域として広域圏、自然環境として持、管理の持続が考察された。田園地域は居住環境としての評価が高い一方で、農業の衰退が顕著となり、その持続が問題となることが考察された。また、自然の衰退と回復を、生物を指標として捉える方法が検討され、貴重種の保全や生物多様性の確保の重要性が考察された。里山は山林利用の長期の衰退によって多くが放置されており、公園的利用などに転換する方法への取り組みや森林の快適さに関して検討された。山岳地域では自然環境が維持されているが、利用が集中する場所で脆弱な自然環境が破壊され、その再生、保全の方法、利用のあり方が検討された。 次に、居住環境の快適性の面からは、地方小都市の居住域における住民の生活環境と休養利用の場所が田園空間によって形成された緑地環境であることを取り上げた。居住環境としての緑地環境の効果、周辺の森林利用、自然環境と森林の休養利用における環境の快適性の条件が、利用の側面、利用の場における感覚と知覚の側面、環境の総合的認知としての風景知覚の側面から見出されることが考察された。 さらに、自然環境の効果と田園空間の持続による自然環境の再生と利用の関連を明らかにすることを研究目的とした。自然環境における生物環境と生態系、田園空間の整備による再生と環境条件、都市及び農村住民の戸外生活環境と快適性評価について事例研究を行った。 以上の研究により、田園空間の再生と利用に関して、田園空間によって自然環境がいかに条件づけられるか、自然環境と田園空間をいかに快適性評価するかの関連性や、課題の検討を進め、基礎的な部分を明らかにした。
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