研究課題/領域番号 |
17380051
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用微生物学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
星野 貴行 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (80219170)
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研究分担者 |
高谷 直樹 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 准教授 (50282322)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,880千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 1,080千円)
2007年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2006年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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キーワード | カロテノイド / 好熱菌 / シトクロムP450 / コレステロールチステル / 脂肪酸 / 糖脂質 / コレステロール / Thermus thermophilus / コレステロールエステル |
研究概要 |
Streptomyces sp.X9およびS.avermitilis由来のCHE遺伝子を単離し、互いに相同性が高いことを見出した。これらのCHEのオルソログは、S griseus、S.lavendulaeといった他の放線菌に見出されるがその他の生物には見出されない放線菌に特異的に広く分布する酵素であると考えられた。系統解析の結果から、Streptomyces属細菌由来のCHEを新たなCHEファミリーとして提案した。 一方、本CHEのエステル合成反応を利用したコレステロールエメテルの合成を検討した。X9株のCHEの粗精製画分を用いて、cholesteryl linoleateの酵素合成を試みた。まず、2-propanolを含んだ反応液中でcholesterolとlinoleiaaeidとのエステル化を試みた。反応後の反応液をTLCに供したところ、市販のcholesteryl linoleateと同じRf値を示ずスポットが確認されたことから、本CHEを用いてcholesteryl linoleateを合成できることが示された。次に、反応液中に含まれるアルコールの濃度と種類を検討し、反応条件を最適化した。また、本反応系を利用して、他の脂肪酸やステロールから様々なステロールエステルが合成できた また、好熱菌Thermus thermophilusのカロテノイド合成系遺伝子群の解析を行った。本菌由来のシトクロムP450(CYP175A,crtZ)遺伝子を発現させた組換え大腸菌を作製し、有用カロテノイドであるadonirubin(phoenicoxanthin)の合成に成功した。
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