研究課題/領域番号 |
17380066
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
加藤 博章 京都大学, 薬学研究科, 教授 (90204487)
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研究分担者 |
中津 亨 京都大学, 薬学研究科, 准教授 (50293949)
中野 博明 京都大学, 薬学研究科, 助教 (10378789)
小段 篤史 京都大学, 医学研究科, 研究員(科学研究) (80360543)
光岡 薫 独立行政法人産業技術総合研究所, 主任研究員 (60301230)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,480千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 780千円)
2007年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2006年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
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キーワード | ABCトランスポーター / P糖タンパク質 / X線結晶解析 / 単粒子構造解析 / 膜タンパク質 / トランスポーター / 構造生物学 / 電子顕微鏡 / 多剤耐性 / 胆汁排出 / 糖尿病 |
研究概要 |
本研究課題では、トランスポーター膜タンパク質の構造生物学研究を行い、以下の成果を得ることができた。 1.多剤排出トランスポーターMDR1の構造生物学研究 バキュロウイルス-昆虫細胞(Sf+)発現系を用いて大量発現させることに成功した。また、その大腸菌ホモログMsbAについてX線解析に利用可能と思われる結晶が得られた。 2.胆汁酸特異的排出トランスポーターBSEPの構造生物学研究 上記発現系を用いてラットBSEPを大量発現させるとともに、その精製を行い電気泳動的に均一な標品を得ることができた。 3.極長鎖脂肪酸輸送トランスポーターPMP70の構造生物学研究 PMP70をメタノール資化性酵母Pichia pastorisを用いて発現させるための実験を行った。しかし、結晶化に適していなかったため、その原因を探る目的でPMP70の膜局在化にかかわるキャリアータンパク質Pex19pとその受容体Pex3pの機能解析を行った。 4.ATP依存性カリウムチャンネルSUR1-Kir6.2複合体の構造生物学研究 浮遊培養が可能である動物培養細胞HEK293の誘導体細胞を用いてSUR1とKir6.2を共発現させることに成功し、SUR1閉鎖薬により遮断されるチャネル活性も観測した。また、電子顕微鏡による単粒子線解析を行なった。 5.その他のATP依存性酵素の基質結合部位の特徴と反応メカニズムについて ATPを用いて基質を活性化することにより、化学エネルギーを光に変換することができるホタルのルシフェラーゼについて、立体構造を決定し、反応メカニズムの構造基盤を解明した。
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