研究課題/領域番号 |
17380130
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業経済学
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
津谷 好人 宇都宮大学, 農学部, 教授 (20107014)
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研究分担者 |
守友 裕一 宇都宮大学, 農学部, 教授 (20166424)
茅野 甚治郎 宇都宮大学, 農学部, 教授 (40163729)
大栗 行昭 宇都宮大学, 農学部, 教授 (50160461)
秋山 満 宇都宮大学, 農学部, 准教授 (10202558)
児玉 剛史 宇都宮大学, 農学部, 准教授 (30359583)
原田 淳 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (30241847)
齋藤 潔 宇都宮大学, 農学部, 教授 (80202076)
加藤 弘二 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (40261820)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
10,870千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 870千円)
2007年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2006年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | マイナークロップ / ニッチ市場 / 内発的発展 / スモールビジネス / ポストモダン |
研究概要 |
三年間にわたって、研究組織メンバーは各自の問題意識に基づいたデータ収集・分析を行い、その結果を二十数回にわたり研究組織メンバーで検討した。その検討を踏まえて、おもに、統計的な視点、実証的な視点、制度論的な視点、マーケティング的な視点からの考察がなされた。 多くのマイナークロップは、メジャークロップ中心の大量生産・大量消費・石油依存型農業というグローバリズム対応の農村地域社会に代わって、自然・文化風土を活かした持続的な農村地域のポストモダン社会を形成していく可能性を秘めている。統計的分析の結果、マイナークロップはまさに特定の都道府県の限定された市町村だけで生産されていることが多く、文字通り点的にしか存在しないことが明らかになった。 いくつかの事例分析から、マイナークロップは地域固有の風土(テロワー)に根ざした農産物で、供給量が限られ、量的には小さな市場しか形成できないものの、供給独占できる商品であることから、スモールビジネスとして競争優位性を有するビジネスとして存立することができ、ひいては個性ある地域振興を行う上で有効であることが明らかとなった。いわば自力による農村の内発的発展である。 しかし、現状ではあまりにも少ない点的存在であることから、点自体の数を増やすことと面的に拡大していく方策を検討する必要がある。わが国においてもニッチ市場を活性化させていくためには、「ミニマムエコノミー・マキシムユーティリティ」の理念に基づいた制度を構築する必要があると思われる。
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