研究課題/領域番号 |
17380133
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
農業経済学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
鈴木 幹俊 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 助教 (90014969)
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研究分担者 |
淵野 雄二郎 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 教授 (60015104)
酒井 憲司 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 准教授 (40192083)
本林 隆 東京農工大学, 農学部, 助教 (20262230)
大川 秦一郎 (大川 泰一郎) 東京農工大学, 大学院・共生科学技術研究院, 准教授 (80213643)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
6,800千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 600千円)
2007年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2005年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 農業経済学 / 農業工学 / 土壌学 / 農法 / 水田輪作 / 土壤学 / 水田汎用化 / 東アジア農法 / 稲作技術 / 雑草防除 / 田作り / 農業機械学 / 農作業論 / 環境技術 / 作物学 / 雑草学 |
研究概要 |
東アジアの農業構造の特質を形成している要因として東アジア農業技術の特質があるが、それを明らかにするために東アジア農業技術の形成過程について、中国古農書の検討を通じて整理分析を行い明らかにした。春秋・戦国時代に始まり6世紀にかけて完成をみる華北畑作農法と、今から8000年前に揚子江流域に栽培が確認され、華北畑作農法の影響下に隋・唐から宋にかけて成立する現行東アジア稲作栽培法との展開過程を通して、畑作も稲作も技術的特質として管理作業が重要な位置を占めていることが明らかになった。今日進行中の水田プラウ耕・レーザーレベラー体系の農法的な性格、また歴史的位置をそれを通して明らかにすることができた。理論研究の他に実態調査が行われたがそれにより明らかになった諸点は次の点である。 1、水田の耕耘、管理作業の体系に質的転換が見られること。 2、稲と畑作の輪作を含む新しいタイプの土地利用体系が成立していること。 3、規模の点で、マケーティングの点で、資本装備の点で、従来とは異なる新しいタイプの経営体が成立していること。 4、この体系が東アジア稲作技術の将来方向を示すものであること。
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