研究課題/領域番号 |
17380162
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
畜産学・草地学
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研究機関 | 独立行政法人農業技術研究機構 |
研究代表者 |
永西 修 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 畜産草地研究所畜産温暖化研究チーム, チーム長 (20355069)
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研究分担者 |
川島 知之 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 畜産草地研究所・機能性飼料研究チーム, チーム長 (10355068)
甘利 雅拡 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 畜産草地研究所・中小家畜飼養技術開発室, 主任研究員 (10414723)
吉田 宣夫 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 畜産草地研究所・飼料調製給与研究チーム, 上席研究員 (80414689)
後藤 正和 三重大学, 生物資源学部, 教授 (20144230)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,720千円 (直接経費: 15,700千円、間接経費: 1,020千円)
2007年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2006年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2005年度: 8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
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キーワード | リサイクル飼料 / 製造副産物 / 飼料特性 / タンパク質 / 反すう家畜 / 蛋白質 / 飼料成分 / 有効分解率 / リサイクル / 飼料 / データベース |
研究概要 |
わが国の畜産は飼料自給率向上が大きな課題であり、牛、豚、鶏用飼料として食品製造副産物中心としたリサイクル飼料の特性解明が行われてきた。しかし、現在まで行われている食品製造副産物の飼料特性に関する研究の多くが基礎的評価であり、産出量、季節性、飼料成分、調製法、ハンドリングなど飼料の多様性を十分にカバーできていない面があった。そこで、本研究では、試験研究あるいは農業従事者が必要とする製造副産物を対象とした飼料研究情報を整理するとともに、わが国で普及が進んでいるTMRセンターでの飼料製造の現状について検討を行った。また、製造副産物の中には高タンパク質、高脂肪含有率など飼料成分に偏りがあるものも多く、繊維中にタンパク質やデンプンが残存することが指摘されていた。そのため、本研究では、繊維中に残存するタンパク質やデンプン量を減らすための耐熱性α-アミラーゼと亜硫酸ナトリウムの添加法を明らかにした。また、製造副産物の飼料特性の解明として、ビール粕では加熱温度条件の違いが飼料利用性に及ぼす影響を検討し、140℃に加熱した場合にはタンパク質の利用性が大幅に低下することを明らかにした。カンショ茎葉サイレージの調製でギ酸添加や水分調整を行うことで良質サイレージ調製が可能であることや烏龍茶粕のタンパク質の家畜での利用性は低いことを明らかにした。一方、牛のタンパク質給与システムでは、第一胃内でのタンパク質の分解性が飼料設計のポイントになるがが、製造副産物についてはタンパク質の分解性について十分なデーターが蓄積されてなかった。そこで製造副産物を含めた30種類の飼料について飼料成分とともに第一胃内分解性を一覧表として示じた。
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