研究課題/領域番号 |
17390027
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
創薬化学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
周東 智 北海道大学, 大学院・薬学研究院, 教授 (70241346)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
10,950千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 750千円)
2007年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2005年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
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キーワード | cADPR / 細胞内情報伝達系 / カルシウム / セカンドメッセンジャー / 創薬リード |
研究概要 |
本研究は、セカンドメッセンジャーとして未だ不明な点の多いcADPRが関与する情報伝達機構を開明のためのツール、さらに創薬リード化合物となりうるcADPR類縁化合物の創製を目的とした。 cADPRの安定等価体としてサイクリックADP-カーボサイクリックリボース(cADPcR)を既に開発した。cADPcRは、ウニ卵、神経細胞においてはcADPRを凌駕する強力なCa^<2+>動員活性を示すが、T-細胞ではほとんど活性を示さない。この原因をアデニン部のpKa値またはカーボサイクリックリボース部のコンホメーションにあるものと推論し、T-細胞でも有効な類縁体として、N1-4-チオリボース体及びN1-不飽和カーボサイクリックリボース体等を設計し、その合成を計画した。 N1-不飽和カーボサイクリックリボース体の合成に成功し、T-細胞でも有効なことを確認した。N1-4-チオリボース体については、基本骨格であるN1-4-チオリボシルアデノシン構造を構築し、さらに鍵段階の大環状構造の構築に成功したので、あとは脱保護を残すのみとなった。合成完了後、生物学的評価を検討する。
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