研究課題/領域番号 |
17390043
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
家入 一郎 九州大学, 薬学研究院, 准教授 (60253473)
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研究分担者 |
大坪 健司 鳥取大学, 医学部附属病院, 教授 (80260701)
難波 栄二 (難波 栄ニ) 鳥取大学, 生命機能研究支援センター, 教授 (40237631)
鰤岡 直人 鳥取大学, 医学部附属病院, 准教授 (50252854)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,060千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2006年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2005年度: 10,100千円 (直接経費: 10,100千円)
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キーワード | CYP3A4 / アレル不均等発現 / エピジェネティックス / メチル化 / ヒストンアセチル化 / CYP3A5 / ミダゾラム / イトラコノナゾール / 臨床試験 |
研究概要 |
1.アリル不均等発現:88742位のマーカーSNPに対してT allele、T-deletion alleleを一定の割合で混合したサンプルを用いたTaqMan-PCR法より、alleleの混合比(T allele/T-deletion allele)と蛍光強度比(VIC/FAM)から検量線を作成した。TaqMan-PCR法による簡便で迅速な新規アリル不均等発現(AER)の診断法を確立した。 2.DNAのメチル化解析:CYP3A4遺伝子の上流に存在するimprinting control center(ICR)のCpG island82363-82893内14、15、16、17番目のCG sitesに注目した。14、16番目のCG siteにおけるDNAのメチル化頻度とCYP3A4mA発現量は有意な逆相関関係にあった。CYP3A4遺伝子発現制御には、ICRにおけるCpG island 82363-82893の14番目、16番目のCG siteのメチル化が重要であることが示唆された。 3.ヒストンH3のアセチル化解析:CYP3A4遺伝子5'上流、3'下流、転写開始部位および、CYP3A4遺伝子発現との関与が報告されている転写因子の結合部位をターゲット部位とした。大部分のターゲット部位においてAnti-Ac-H3結合量に個人差が認められた。DNAのメチル化と同様、ヒストンのアセチル化状態においてもCYP3A4mRNA発現量との相関を検討した結果、Anti-Ac-H3結合量とCYP3A4mRNA発現量との間には、5'上流域を中心に有意な強い相関が認められた(p<0.001)。このことから、ヒストンアセチル化もCYPA4遺伝子発現に寄与すると言える。 4.DNAのメチル化とピストンH3のアセチル化の関連性:個人差が見られたICR内における4箇所のCG sitesにおけるメチル化頻度とCYP3A4遺伝子約2000bp上流におけるAnti-Ac-H3結合量との間に有意な強い相関が認められた(P=0.004)。このことから、ICRでのDNAのメチル化がCYPA4遺伝子5'上流のピストンH3アセチル化を介し、cis-actinなメカニズムによりCYP3A4遺伝子発現を制御している可能性が推測される。
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