研究課題/領域番号 |
17390144
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
免疫学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
竹田 潔 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (20309446)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
14,500千円 (直接経費: 14,500千円)
2006年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
2005年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | 自然免疫 / Toll-like receptor / 原虫 / Trypanosoma cruzi / IFN-beta / 結核 / MyD88 / TRIF |
研究概要 |
Toll-like receptor(TLR)を介した自然免疫系の活性化の細胞内寄生性原虫Trupanosoma cruziの感染防御における役割を解析した。TLRを介した自然免疫系の活性化の消失するMyD88-/-TRIF-/-マウス由来のマクロファージや樹状細胞はT.cruziの排除能が低下していた。そしてT.cruzi感染後のIFN-betaの発現が低下していた。IFN-betaのシグナルが消失するMyD88-/-IFNAR1-/-マウス由来の細胞もT.cruziの排除能が低下していた。さらに、MyD88-/-TRIF-/-マウスとMyD88-/-IFNAR1-/-マウスは、T.cruzi感染に対する感受性が高くなっていた。さらに、TLR依存性に誘導されるIFN-betaがT.cruzi感染防御に関わる分子機構を解析した。MyD88-/-TRIF-/-マウスとMyD88-/-IFNAR1-/-マウス由来の樹状細胞では、T.cruzi感染による細胞内寄生菌の排除に関わるp47GTPase IRG47の発現誘導が障害されていた。そこで、MyD88-/-マクロファージでRNAi法によりIRG47の発現を抑えると、T.cruziの排除能が低下した。この結果から、TLR依存性に誘導されるIFN-betaがIRG47を誘導することによりT.cruzi感染防御を担っていることが明らかになった。
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