研究課題/領域番号 |
17390149
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療社会学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
鳥谷部 真一 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教授 (20227648)
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研究分担者 |
赤澤 宏平 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教授 (10175771)
中田 光 新潟大学, 医歯学総合病院, 教授 (80207802)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
13,900千円 (直接経費: 13,900千円)
2006年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2005年度: 7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
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キーワード | 治験 / 多施設共同治験 / インターネット / 病院情報システム / データベース / 地理情報システム / GIS |
研究概要 |
新GCP施行後め治験の空洞化によって、治験の実施件数は思うように伸びていないのが実情である。この間題の解決方法としで、多施設共同治験が有望視されている。本研究では、多施設共同治験を支援し、治験担当者の業務負荷を軽減するシステムの構築を目指した。まず、多施設共同治験に参加するかどうかを決定する際に、十分な症例が確保できるかどうかを把握しておく必要がある。そのため、治験要件に該当する患者が各施設に何名診療を受けているかを、インターネット上で把握できるようにするシステムを構築した(治験情報共有化システム)。このシステムは多施設で使用することを目的とした最小限の情報を扱うシステムであったため、今後各医療施設で診療情報の電子化が進展することを見込んで、診断名だけでなくさらに詳細な診療情報を入院総括などの診療文書から抽出するシステムを構築した(診療情報抽出システム)。これによって治験要件に適格の症例数が医療機関に何名いるかより正確に把握できる。さらに、多施設共同治験に参加する施設から、インターネットを介して、治験へのエントリ情報の送受を行うシステムを構築した(電子申請システム)。今後、このシステムを拡充することで、登録患者の経過まで把握できるシステムを目指している。多施設共同治験への参加を呼びかける医療施設をどう選ぶかも難しい問題である。この間題に対して、地理情報システム(GIS)を用いた病診連携解析と診原図解析をおこなった。GISを用いるごとにより、各地域の医療機関との連携が容易に把握でき、施設選定の際の参考になることがわかった。各病院の診療圏がどの範囲まで及ぶかについても、GISを用いると視覚的な把握が可能だった。
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