研究課題/領域番号 |
17390172
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
垰田 和史 滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (90236175)
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研究分担者 |
北原 照代 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (20293821)
辻村 裕次 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (40311724)
西山 勝夫 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (60077691)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2006年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
2005年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
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キーワード | 頸肩腕障害 / 僧帽筋 / Near infrared spectroscopy / ヘモグロビン / 筋中ヘモグロビン |
研究概要 |
研究期間中に、以下の2課題を検討した。 1 精神的ストレスが僧帽筋中のヘモグロビン動態に与える影響 1)方法:健常女性20人を被検者に、椅座位による安静、立位による1分間の両上肢水平挙上、立位による1分間の両上肢水平挙上とカラーワードテストを、各3回行わせ、この間の右僧帽筋中部で筋中ヘモグロビンおよび表面筋電位を測定した。筋中ヘモグロビン濃度の測定にはNear infrared spectroscopyを用いた。 2)結果:安静時から上肢挙上動作に伴う僧帽筋中ヘモグロビンの変動は、精神的ストレスの負荷により、酸素化ヘモグロビン(Oxy-Hb)は変化しないものの、脱酸素化ヘモグロビン(Dox-Hb)濃度は減少した(p<0.05)。 2 頸肩腕障害症状の有無と僧帽筋中のヘモグロビン動態との関係 1)方法:女性被検者45人(頸肩腕障害で治療中の女性患者14人、上肢作業従事者17人、対照者14人)に。自覚症状調査および身体機能検査、頸肩腕障害に関する検診を行った後に、立位による1分間の両上肢水平挙上を10分間の安静休憩を挟んで2回行わせ、この過程の右僧帽筋のヘモグロビンおよび表面筋電位を測定した。 2)結果:安静時から上肢挙上動作に伴う僧帽筋中のDox-Hb濃度は、肩の痛みの自覚症状がある群は無い群に比べて、僧帽筋の触診所見で圧痛の伴う硬結や硬結の認められた群は正常所見群に比べて、有意に減少した(p<0,05)。 3 研究総括 上肢挙上時の僧帽筋中のDox-Hb濃度は、精神的ストレスの負荷により減少した。このDox-Hb濃度の変化は、頸肩腕障害に関連する肩の痛みの自覚症状や筋触診所見とも一致して認められた。Dox-Hb濃度の変化は筋組織における酸素消費状況を反映すると考えられることから、頸肩腕障害の発生および悪化に、筋組織での酸素代謝が関与している可能性が推定された
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