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赤色球ポリアミンの生活習慣病予測因子としての意義と酸化ストレス指標としての有用性

研究課題

研究課題/領域番号 17390184
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関名古屋大学

研究代表者

近藤 高明  名古屋大学, 医学部, 助教授 (00195900)

研究分担者 高木 健次  名古屋大学, 医学部, 助教授 (80126870)
高木 健三  名古屋大学, 医学部, 教授 (50093050)
豊嶋 英明  名古屋大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10023657)
上山 純  名古屋大学, 医学部, 助手 (00397465)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2005年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
キーワードポリアミン / スペルミジン / スペルミン / メタポリック症候群 / 最終糖化産物 / 中性脂肪 / オルニチン脱炭酸酵素 / 酸化ストレス / メタボリック症候群 / 糖化抑制 / 抗酸化作用 / 遺伝的多型 / 共分散分析 / 閉経
研究概要

本研究では職域と地域の2つの成人コホート集団を対象に血中ポリアミン値とメタボリック危険因子(MRF)との関連性を解析することで、健常人でのポリアミンの生活習慣病予測因子としての意義を明らかにすることを目的とした。
MRFのうち、男性では中性脂肪値と正の有意な関連性が認められたことから、血中ポリアミンは中性脂肪の合成促進や分解抑制に関与している可能性が示唆された。また男女ともHbAlcとは負の関連性を認めたことから、血中ポリアミンは糖化抑制に関与している可能性が示唆された。次いでポリアミン合成経路の律速酵素であるオルニチン脱炭酸酵素(ODC)にはG→A一塩基配列多型遺伝的多型が存在することから、血中ポリアミン値とODC遺伝型との関連性を分析したが、男性ではAA型でGG型やGA型に比べて有意にポリアミン値が高値であったことから、ODCのAA型では糖化抑制機序を介して生活習慣病発生リスクが他の遺伝型に比し低下している可能性が示唆された。この点に関しては、追跡調査により生活習慣病発症を把握しエピデンスを集積することが不可欠である。
また、酸化ストレスは生活習慣病進展に深く関与していることが以前から明かにされているため、酸化ストレス曝露の指標として8-isoprostane(8-iso-PGF2α)の分析を行い、血中ポリアミン値との関連性を検討したが、有意な関連性は認められなかった。この点に関しても、追跡調査での発症把握による関連性の検討が不可欠である。

報告書

(3件)
  • 2006 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2016-04-21  

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