研究課題
基盤研究(B)
心不全は高齢者に多く見られる加齢関連疾患である。一度心不全を発症すると入退院を繰り返し患者のみならず家族と社会へ多大な負担を強いることから、その適切な管理は健康政上の大きな問題である。一方で加齢にともない壮年期から心機能が低下することも知られている。加齢は心不全の危険因子であり、加齢に伴う心臓の変化(心臓老化)は加齢関連疾患である心不全の発症基盤となっている可能性があるが、心臓老化の機序解明への取り組みは十分でない。本研究ではモデル動物の研究により寿命の調節に大切であることが明らかとなったインスリン・シグナル伝達経路の心不全と心臓老化における役割を検討した。本研究において以下の結果が得られた。1.ラパマイシンが拡張型心筋症モデル動物の心機能を改善した。2.レスベラトロールが自己免疫性心筋炎モデル動物の心筋障害と心不全を改善した。3.インスリン・シグナル伝達経路の活性調節が心臓老化が予防した。4.解凍系の活性調節がラット高血圧性心不全モデルの病態を改善した。インスリン・シグナル伝達経路が心臓老化と、心不全の発症および進展に関与していることが示された。インスリン・シグナル伝達経路への介入により、高齢者心不全患者に対する新しい予防法と治療法が開発されるものと期待される。
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