研究課題/領域番号 |
17390245
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
伊藤 貞嘉 東北大学, 大学院医学系研究科, 教授 (40271613)
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研究分担者 |
森 建文 東北大学, 高等教育開発推進センター, 助手 (40375001)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
15,500千円 (直接経費: 15,500千円)
2006年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
2005年度: 10,900千円 (直接経費: 10,900千円)
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キーワード | 循環器・高血圧 / 生理学 / 腎循環 / 一酸化窒素 / 酸化ストレス / ペリサイト / 太いヘレンの上行脚 / 腎髄質血流 |
研究概要 |
腎臓髄質循環は水・ナトリウムの排泄、したがって血圧調節に重要である。髄質血流は直血管によって調節されている。我々は、直血管に隣接する髄質のヘンレの太い上行脚(mTAL)のNaCl濃度が上昇すると、mTALでスーパーオキサイドが合成されることを示した。また、mTALで合成されるスーパーオキサイドや一酸化窒素(NO)が直血管の血管抵抗を調節する可能性も示し、Tubulo-vascular Crosstalkと命名した。このような調節機序が高血圧や心不全の病態生理に関与することが考えられる。 MGOは糖の非酵素的分解産物であり、糖尿病や腎不全では血中や組織内濃度が上昇している。MGOは最終糖化産物の産生を亢進させることが知られている。そこで、我々は培養内皮細胞でMGOが酸化ストレスを亢進させるかどうかを検討した。新しく開発したスーパーフィユージョンを用い、合成されたR0Sを経時的に測定した。MGOは糖尿病や腎不全で見られる臨床的な濃度で過酸化水素を産生し、ミトコンドリアの阻害薬剤でその亢進は大幅に抑制された。以上より、MGOは内皮細胞において、ミトコンドリア経路を解して過酸化水素の産生を促進しており、心血管病や腎障害の発症に関与する可能性が考えられた。
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