研究課題/領域番号 |
17390281
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
原田 実根 九州大学, 大学院・医学研究院, 共同研究員 (00019621)
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研究分担者 |
下田 和哉 宮崎大学, 医学部, 教授 (90311844)
長藤 宏司 九州大学, 大学病院, 助教 (60343323)
原田 直樹 九州大学, 大学病院, 助教 (80404028)
石川 文彦 九州大学, 大学院・医学研究院, 共同研究員 (30403918)
竹中 克斗 九州大学, 大学病院, 助教 (30301295)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,440千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 1,440千円)
2007年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2006年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
2005年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | 慢性骨髄性白血病 / 成人T細胞性白血病 / 骨髄線維症 / 急性転化 / トランスジェニックマウス / 原発性骨髄線維症 / 免疫不全マウス |
研究概要 |
原発性骨髄線維症患者末梢血中のCD34+細胞と、さらに純化したCD34+CD38-細胞を、新生仔NOD-scid/IL2rg-nullマウスに移植を行ったところ、レシピエントマウスの末梢血、骨髄において良好なhCD45+細胞の生着を認めることが出来た。病型の進行度や経過はDonor細胞により異なったが、多くのレシピエントマウスにおいて患者末梢血と同様に骨髄球系細胞優位の生着を認めた。また、原発性骨髄線維症のレシピエントマウスは病気の進行に伴い貧血の傾向を認めた。原発性骨髄線維症のレシピエントマウスを長期に渡って観察を行ったところ、骨髄中には線維芽細胞の増生と異常な形態のヒト巨核球の集簇がみられた。それらの線維症マウスでの線維芽細胞の由来を調べるため、骨髄をヒトおよびマウス染色体プローブを用いたdouble FISH・免疫染色を行ったところ、それらの線維芽細胞のくがヒト染色体陽性の線維芽細胞であった。すなわち、原発性骨髄線維症において増加している骨髄線維芽細胞はこれまでの報告とは異なり、CD34+CD38-領域の悪性幹細胞より直接分化・増殖している可能性が示唆された。現在、幹細胞の自己増殖能を確認するため二次移植を行っている。
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