研究課題/領域番号 |
17390442
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
窪田 吉信 横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (10106312)
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研究分担者 |
上村 博司 横浜市立大学, 附属病院, 准教授 (50244439)
矢尾 正祐 横浜市立大学, 医学研究科, 准教授 (00260787)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,700千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 900千円)
2007年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2006年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 8,800千円 (直接経費: 8,800千円)
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キーワード | 前立腺癌 / 細胞極性 / 極性制御分子 / aPKC / Neuroserpin |
研究概要 |
本研究では、ヒト前立腺癌組織の再燃前と再燃後、ホルモン依存性細胞と非依存性細胞においてaPKC、PAR-3などの細胞極性関連とされている遺伝子やタンパクネットワークの発現状態の変化と機能を解析し、前立腺癌の再燃への極性関連分子の関わりを明らかとすることを目的とした。 1.極性に関わる重要分子である a PKCの前立腺癌組織での発現を、ヒト前立腺癌組織サンプルを用い定量的PCR法で分析したところ、aPKCλの発現は前立腺癌で高いことが明らかとなった。一方、ホルモン依存性前立腺癌に比して、ホルモン依存性を失った再燃癌では高発現の例と低発現の例が存在することが明らかとなった。 2.前立腺癌細胞株にaPKCのsiRNAを導入したところ、aPKCの発現の減少に伴って、パラクライン増殖因子の1つと考えられるIL-6の分泌量が減少し、また細胞の増殖が抑制された。 3.aPKCの前立腺癌細胞や組織での局在を免疫染色法や蛍光法で調べたところ、細胞内と細胞膜に存在したが、特別な部位の局在は癌でははっきりしなかった。しかし、染色強度と前立腺癌の悪性度の増加は相関する傾向が認められた。 4.従来より検討してきたアンギオテンシン受容体分子群の前立腺細胞での役割と、細胞極性因子とのかかわりの検討では、アンギオテンシンIIなどでアンギオテンシン受容体を刺激するとIL-6の分泌が促進され、細胞内の酸化ストレスの増大が起こることが明らかとなった。aPKCもこのIL-6の分泌を促進することからこのアンギオテンシンII受容体とaPKCがIL-6など増殖因子分泌を介した関係が示唆され、またホルモン依存性との関係が示唆された。
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