研究課題/領域番号 |
17390484
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
豊澤 悟 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (30243249)
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研究分担者 |
小守 壽文 長崎大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (00252677)
中野 貴由 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (30243182)
新谷 誠康 大阪大学, 歯学研究科, 准教授 (90273698)
佐伯 万騎男 大阪大学, 歯学研究科, 講師 (30273692)
本間 志保 大阪大学, 歯学研究科, 講師 (40372627)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
15,900千円 (直接経費: 14,700千円、間接経費: 1,200千円)
2007年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2006年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2005年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | 骨細胞 / DMP1 / シス作用性転写調節領域 / 遺伝子導入マウス / 石灰化 / 骨の維持 / 骨粗鬆症 / DMPl |
研究概要 |
骨は体の支持組織であると共に、カルシウムの貯蔵庫として生体のホメオスターシスに重要な役割を果たしている。骨の中には至る所に骨細胞が存在し、骨にとって重要な役割を持つ細胞である。従来の研究からは、骨細胞は骨細胞性骨溶解による血中ミネラルの調整、物理的負荷のメカニカルセンサーとしての働きなどの機能が推察されている。我々は、骨の非コラーゲン性基質であるdentin matrix protein 1(DMP1)の遺伝子発現が骨細胞に特異的である事を明らかにし、骨細胞に特異的に遺伝子を発現させるDMP1遺伝子のシス作用性転写調節領域を検討した。すなわち、DMP1遺伝子上流を含む約12kbpのDNA遺伝子断片クローンより、このDNA領域を制限酵素で切り出し、次に転写調節領域+GFPレポーターの融合遺伝子コンストラクトを作製した。これらのGFPレポーターをつないだコンストラクトをマウス受精卵への注入し、骨細胞に特異的に発現するシス作用性転写調節領域の同定を行った。最近、DMP1-ノックアウト(KO)マウス解析から,血清FGF-23濃度が上昇し、尿リン排泄量が増加して低リン血症が引き起こされると報告され,DMP1の欠失した骨細胞はFGF-23を高率に発現すると報告している。従って、我々の作製したDMP1過剰発現トランスジェニック(Tg)マウスでは、FGF-23濃度が上昇し、尿リン排泄量が低下して高リン血症になると考えられるため検討したが、DMP1-TgマウスではFGF-23濃度の上昇も、尿リン排泄量の低下も起こらず,DMP1-KOマウスの結果と矛盾した。次に、我々は骨芽細胞の培養系を用いて、DMP1発現をmiRNAによりノックダウン、アデノウイルスにより過剰発現させ、FGF-23の発現の変化を検討したが、FGF-23発現の変化は認められなかった。従って、DMP1-KOマウスにおけるFGF-23の過剰発現は、骨組織の石灰化異常の結果によりもたらされた2次的変化であると推察された。
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