研究課題/領域番号 |
17390487
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
坂井 英隆 九州大学, 大学院・歯学研究院, 教授 (80136499)
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研究分担者 |
小林 家吉 九州大学, 大学院・歯学研究院, 准教授 (40243951)
清島 保 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助教 (20264054)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,310千円 (直接経費: 15,500千円、間接経費: 810千円)
2007年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2006年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2005年度: 9,100千円 (直接経費: 9,100千円)
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キーワード | 歯胚 / 発生・再生 / cDNAサブトラクション / in situ hybridization / アンチセンス法 / 器官培養 / thymosin beta4 / protogenin / thymosin beta 4 / 免疫組織化学 / 歯原性幹細胞 |
研究概要 |
本科学研究補助金により平成17〜19年度に以下の研究成果を得た。 ・Runx2/Cbfa1のisoformの違いによる歯胚の発生・分化との関連を、器官培養法とアンチセンス法(S-ODN法)を組み合わせて検索を行い、タイプII/III Runx2/Cbfa1が歯胚の発生・発育・分化に関与し、特に高組織の形成に関連巣r種々の歯原性因子の上流で制御してている事を明らかにし、Boneに誌上発表した。 ・我々は歯胚の発生・発育に関連した遺伝子について、cDNA subtraction法を用いて検索してきた。thymosin beta4(Tb4)はそれらのうちのひとつで、mRNAおよびタンパクの発現状況から歯胚の発生・発育過程における重要な因子である事を明らかにし、一部のデータについて論文として発表した。Tb4はmatrix metaloproteinase-2,-9の発現に関与している事を明らかにし、発生・発育過程における基底膜の改造に関連している事や、種々の歯原性因子、タイプII/IIIRunx2/Cbfa1や後述するnucleolinの発現を制御している事も明らかにし、現在論文発表準備中である。 ・nucleolinについても同様の検索を行い、nucledinの発現を制御すると歯胚の発育が抑制され、またmidokineの発現も抑制された事から、これらの因子間に緊密な関連がある事を明らかにし、Journal of Biological Chemistry誌上発表した。Tb4を機能阻害する事により、タイプII/III Rum2/Cbfa1やnucleolinの発現レベルが低下することにより、Tb4が歯胚細胞内の情報伝達機構に重要な機能的役割を果たしている事が示唆された。現在論文発表の準備中である。 ・cDNAサブトラクション法により検出した歯胚の発生初期に発現する遺伝子のうち、その蛋白構造のモチーフから細胞膜表面の受容体と予想される因子について構造解析を行い、この因子が現在まで歯胚の発生・発育過程では報告されていない遺伝子、protogenin(prtg)である事を明らかにし、この因子の発現抑制をすると歯胚の形成が阻害される事から、歯は医の発生に重要なシグなり受容体であり、歯原性幹細胞との関連が示唆された。現在データの一部について論文作成中である。
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