研究課題/領域番号 |
17390555
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 日本歯科大学 |
研究代表者 |
小口 春久 日本歯科大学, 生命歯学部, 客員教授 (30124689)
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研究分担者 |
白川 哲夫 日本大学, 歯学部, 教授 (00187527)
三留 雅人 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (50261318)
長谷川 智一 九州大学, 九州大学病院, 助教 (50274668)
菊入 崇 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (10322819)
中村 渉 北海道大学, 北海道大学病院, 助手 (60372257)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
16,410千円 (直接経費: 15,900千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2005年度: 12,300千円 (直接経費: 12,300千円)
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キーワード | 遺伝子 / 神経科学 / 脳・神経 / 母性行動 / 視索前野 / エストロゲン / 受容体 / エックス線マイクロCT / 発現制御 / siRNA / electroporation / 遺伝子導入 / GFP蛋白 / NeuN陽性細胞 / GFAP陽性細胞 / エストロゲンα受容体 |
研究概要 |
エストロゲンα受容体遺伝子に対するsiRNAの脳内導入による、in vivoでの遺伝子発現抑制効果の確認をおこなった。またshRNA発現ベクターを構築し、雌ラットの脳内に導入してターゲット遺伝子の長期発現抑制が可能かどうかについて検討した。さらに発達期ラットの頭部の形態的成長変化を小動物用エックス線マイクロCTにより三次元的に画像化することを試みた。 ネンブタール麻酔下で、electroporation法を用いてエストロゲンα受容体に対するsiRNA3種類ならびにEGFP発現ベクターのカクテルを両側視索前野に導入した。左右の視索前野にカクテルを注入後、遺伝子導入装置を用いてそれぞれ2msecのパルスを10回付与した。実行電流は5mAとした。手術後に脳切片を作成し、エストロゲンα受容体に対する抗体を用いて遺伝子導入脳に関して免疫染色を行ったところ、siRNA導入によってエストロゲンα受容体発現が抑制されたことが確認できた。また導入部位にはEGFP陽性細胞が多数確認された。 続いてエストロゲンα受容体遺伝子に対するshRNAを、ベクターによりin vivo発現させた。shRNAコンストラクト用オリゴDNAを合成し、pENTR/U6ベクターにリガーゼ反応により組み込んだ。このベクターを視床下部に導入して、遺伝子発現抑制効果の持続期間を調べたところ、siRNA導入による効果と同等か、あるいはそれ以上の持続的発現抑制が示された。 日本大学所有の小動物用in vivoエックス線マイクロCTを用いて、生後1日より発達期のラットの頭部の形態変化を経時的に調べた。また、顎関節にcomplete Freund's Adjuvantを注入したのち生じた下顎頭の炎症性病変について解析をおこない、骨増生を主体とする変化を確認した。
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