研究課題/領域番号 |
17390577
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
春名 めぐみ 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (00332601)
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研究分担者 |
村山 陸子 (村山 陵子) 東京大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (10279854)
渡辺 悦子 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (90376418)
村嶋 幸代 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60123204)
福岡 秀興 東京大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (80111540)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
13,390千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 990千円)
2007年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2006年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
2005年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
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キーワード | 産後うつ / 身体活動 / 運動プログラム / プログラム評価 / 健康関連QOL / ランダム化対照試験 / 運動 / プログラム / 母親 / 健康 / フォーカスグループインタビュー |
研究概要 |
1.産後プログラムの実施のための予備調査 [目的]ニーズ、実施可能性、関与する人の意識などの具体的な情報を得る。 [方法]フォーカスグループインタビュー(妊婦9名、褥婦5名、産科医師8名、助産師9名) [結果・考察]医療者は医学的な異常を第一に考え、母親との認識のずれがあり、特に運動に対し、消極的な対処をする傾向が見られた。妊婦はきめの細かい自分に合った指導を希望していた。 2.産後プログラムの実施と評価 [目的]産後の運動プログラムのメンタルヘルスへの効果を検証する。 [方法]参加同意者をランダムに介入群と対照群の2群に割付け、プログラムを実施した。 (1)内容:集団指導(参加型)ボールエクササイズ、1回1時間30分、週1回(全4回) (2)介入群:産後3か月頃にプログラムを実施、対照群:産後5か月頃にプログラムを実施 [結果・考察]応募者120名、適格者110名、運動群への割付54名、対照群への割付56名、分析対象:運動群48名、対照群47名産後4か月時調査の結果:EPDSスコアで、2群間に差はなかった。運動群が対照群に比較して、SE尺度得点およびSF36の活力得点、身体活動量が有意に上昇した。抑うつ症状を軽減する効果は認められなかったが、健康増進効果が示唆された。 3.国際比較のための基礎データ収集 [目的]日本語とベトナム語版の妊婦身体活動質問紙(PPAQ)の開発・信頼性・妥当性を検証し、基礎データを得る。 [方法]日本語版とベトナム語版のPPAQを作成し、日本在住の日本人妊婦35名、ベトナム在住のベトナム人妊婦60名での再現性、歩数計、アクチグラグフを用いた基準関連妥当性の検証を行った。 [結果・考察]級内相関係数は日本語版0.76、ベトナム語版0.88で、歩数計との有意な関連がみられ、信頼性・妥当性が確認された。アクチグラフでの相関係数は有意ではなかった。1.5MET以上の活動合計は日本人やベトナム人では、米国での報告に比べて、活動量が多いことが示唆された。
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