研究課題/領域番号 |
17401016
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
芳井 研一 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (90092634)
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研究分担者 |
井村 哲郎 人文社会, 教育科学系, 教授 (50303095)
SAVERIEV IGOR (SAVERIEF IGOR) 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 准教授 (60313491)
兒嶋 俊郎 長岡大学, 産業経営学部, 教授 (90225433)
塚瀬 進 長野大学, 産業社会学部, 准教授 (80319095)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,650千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 南満州鉄道 / 中東鉄道 / 社会変動 / 人口移動 / 東北アジア |
研究概要 |
本研究では、中国吉林省社会科学院満鉄資料館および吉林大学のスタッフの協力を得て、南満州鉄道と中東鉄道沿線の社会変動と人口移動に関する史料調査研究を実施した。 研究期間中に主として長春市・ハルビン市・北京市等において史料調査を実施し、それに基づいて別記の一連の研究成果を公表した。一年目から二年目にかけては、長春市にある吉林省社会科学院満鉄資料館および吉林省档案館を重点的に調査し、本研究課題に関する史料収集と検討を行った。満鉄資料館所蔵資料を活用して、研究分担者の井村哲郎、児嶋俊郎らが論文を公表した。また吉林省档案館所蔵の「満州国」期の労工関係資料の分析にもとづいて芳井研一が二本の論文を公表した。 ハルビン市の黒竜江省図書館やハルビン市図書館でも満鉄と中東鉄道関係史料調査を実施した。それらの成果をもとに、塚瀬進やサベリエフ・イゴリが論文を公表した。さらに北京市にある中国社会科学院近代史研究所所蔵の相当量の満鉄資料や天津市図書館書庫の満鉄関係の旧蔵資料の調査なども実施した。これら一連の史料調査において作成された史料目録や研究成果の一部は、Web上(新潟大学日本近現代史・環日本海地域関係論研究室)で公開されつつある。 2007年3月には新潟大学人文学部主催の国際シンポジウム「東アジアの地域ネットワーク」の開催を支援し、本研究課題に関する問題点について検討を進めた。その成果を『環東アジア研究センター年報』2号(2007年3月刊行)に公表した。さらに2007年10月には新潟大学人文学部主催の国際シンポジウム「東北アジア地域ネットワークの歴史的構成」の第二セッション「中国東北地域のネットワーク」において、研究代表者と分担者が本研究課題に関する集中的な検討を行った。これらの成果を『環東アジア研究センター年報』3号(2008年3月刊行)に公表した。
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