研究課題/領域番号 |
17401017
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
平川 新 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (90142900)
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研究分担者 |
寺山 恭輔 東北大学, 東北アジア研究センター, 准教授 (00284563)
畠山 禎 東北大学, 東北アジア研究センター, 教育研究支援者 (60400438)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
7,250千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 750千円)
2007年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 露米会社 / レザーノフ / 漂流民 / 日露交流 / ベーリング / 史料番訳 / 日露関係 / シパンベルグ / 千島列島 / ロシア / 日ロ関係 / ラックスマン / シャバリン / アンチーピン / ロシア帝国 / 開国以前 / ラクスマン / フヴォストフ / 遣日使節 |
研究概要 |
本研究では、幕末開国以前の日露関係を研究するために、主としてロシア側史料の収集を行った。日本における日露関係史の研究は、言語の壁もあって日本側の記録でおこなわれることが多かったからである。まだ日本の学界に紹介されていないロシア側史料を収集し、それを翻訳刊行して日露関係史の研究条件を改善しようというのがプロジェクトのねらいであった。2004年に出版した『ロシア史料にみる18〜19世紀の日露関係』第1集に引き続き、本研究期間に次の2冊の続編を刊行した。 *『ロシア史料にみる18〜19世紀の日露関係』第2集(2007年3月刊行) 1760年代から1790年代までの49点を収録した。内容は、ロシアが千島列島を南下して日本に接近してくる過程の史料が中心。帝国ロシアや毛皮商人によるアリュート人やアイヌ支配の進展なども具体的に把握可能であり、日本人漂流民大黒屋光太夫を根室に送還した遣日使節ラクスマン関係の史料も収録した。 *『ロシア史料にみる18〜19世紀の日露関係』第3集(2008年3月刊行) 1701年1762年までの史料54点を収録した。ロシアがカムチャツカ半島を征服し、北太平洋地域へと雄飛していく時期である。これまでに発見された日本人漂流民のもっとも古い記録をはじめ、コサック隊がカムチャツカを足場に千島列島を南下してくる過程の報告書、ロシアの版図を一挙に拡大させたべーリング探検隊の準備過程からの記録、その分隊として組織されたシパンベルグの日本探検隊の記録など、日本の北方世界で展開した特徴的な動きを知ることができる。
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