研究課題/領域番号 |
17402042
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
岩崎 正吾 首都大学東京, 大学院・人文科学研究科, 教授 (30203368)
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研究分担者 |
水谷 邦子 芦屋大学, 教育学部, 教授 (50148582)
遠藤 忠 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (10104118)
川野部 敏 (川野辺 敏) 星槎大学, 共生科学部, 教授 (60382553)
森岡 修一 大妻女子大学, 文学部, 教授 (30103188)
嶺井 明子 筑波大学, 人間総合科学研究科, 准教授 (80209840)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
11,620千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 4,200千円 (直接経費: 4,200千円)
2005年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
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キーワード | キャリア教育 / 職業指導 / 初級・中級職業教育 / 労働教育 / 若者就業支援 / 分野別準備教育 / 分野別教育 / コペンハーゲン・プロセス / EUとの統一的職業教育空間の形成 / 教育学 / 中等職業教育 / 職業資格制度 / WTO / EUとの統一的職業空間の形成 |
研究概要 |
本研究の課題は、ロシア連邦における中等普通教育段階の職業指導及び初級・中級段階の職業教育を中心としたキャリア教育のシステム転換がどのように生じつつあるのかを、実地調査中心としながら次の諸点を総合的に解明することである。(1)キャリア教育の実態調査と総合的分析:キャリア教育政策の動向分析、学校における職業・進路指導及び職業意識形成方法の実態調査を行うこと。特色ある学校開発プログラムとその利用の実態を調査し、ロシア連邦の地域、民族、産業及び文化等の相違がキャリア教育に及ぼす影響について分析すること。(2)職業・労働教育システム変容の実地研究:中等普通教育学校(普通高校)、職業技術学校(専門高校)、テフニクムやカレッジ(中等専門学校)等における職業教育カリキュラム、資格養成プログラム、教授法、企業との連携等について資料収集と聞き取り調査を行い、先進的実践モデルを分析すること。(3)職業資格システム構築の分析研究:職業資格向上や再教育制度及び教員養成等を含めたロシア連邦の新たな職業資格システムの構築について生涯学習の視点から分析すること。 第1年次(平成17年度)には、ロシア連邦の欧州地域、即ち、モスクワ市、サンクト・ペテルブルク市及びニジェゴロド州(ニージニ・ノヴゴロド市)の実地調査を行なった。また、第2年次(平成18年度)には、ロシア連邦のアジア・極東地域に焦点を当て、ハバロフスク地方(ハバロフスク市)と沿海地方(ウラジオストク市及びウスリースク市)の実地調査を行った。それらの研究成果は、平成17年度及び18年度中間報告書『ロシア連邦のキャリア教育に関する総合的調査研究-グローバル化する中等職業・労働教育を中心として-』として刊行した。そして、最終年度(平成19年度)には、この間の研究成果を踏まえつつ、研究上の不備や不明な点を分析・抽出して、それらを解明すべくモスクワ市とサンクト・ペテルブルク市からキャリア教育の専門家を日本に招聴して、国際シンポジウムを開催し、研究の総括を行った。
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