研究課題/領域番号 |
17402046
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
松浦 伸和 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (30229413)
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研究分担者 |
柳瀬 陽介 広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (70239820)
小野 章 広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (20283228)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
8,640千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 840千円)
2007年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 英語学力 / 学力評価 / 評価基準 / 海外調査 / アジア / テスト開発 / カリキュラム開発 / ヨーロッパ / 英語教育学 |
研究概要 |
本研究は、わが国に早急に求められる英語学力の評価基準作成のための示唆を得るために、諸外国を訪問して外国語学力評価に関する資料を収集して分析することが目的であった。調査した国は、すでに明確な基準を設定してテスト開発を行っているイギリス、オランダ、フランス(欧州会議)、アメリカ、また日本と似通った教育を行っているアジアの中から韓国、中国、シンガポールを選出した。 欧米では、詳細な評価基準がすでに作成されているために、その設定方法について詳細な資料を得ることができた。それには直感的方法、質的方法、量的方法という3段階が必要なことが明らかになったが、同時にそれには莫大な時間と経費がかかることもわかった。アジア諸国では小学校段階から英語が導入され、中国やシンガポールではすでに具体的な到達目標が示されている。韓国においても第二外国語の充実など学ぶ点は多い。 わが国の英語教育への第1の示唆は、具体的な到達目標を設定するためのプロセスである。その具体的な方法を知り得たことの意義は大きい。上で述べた3段階を経て早急に着手すべきである。第2の示唆は、国際間の外国語学力の比較可能性が見えてきたことである。今回入手できた諸外国の到達度とわが国で開発する到達度とを比較することで、学力の比較ができる。それは学習指導要領などわが国の中等英語教育の在り方を検討する際の貴重な資料として活用できる。
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