研究課題/領域番号 |
17404018
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
建築史・意匠
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大田 省一 東京大学, 生産技術研究所, 助教 (60343117)
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研究分担者 |
村松 伸 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (70202356)
谷川 竜一 東京大学, 生産技術研究所, 技術専門職員 (10396913)
高村 雅彦 法政大学, デザイン工学部, 教授 (80343614)
中沢 信一郎 早稲田大学, ユネスコ世界遺産研究所, 講師 (70287978)
木下 光 関西大学, 工学部, 準教授 (90288796)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
14,490千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 1,290千円)
2007年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2006年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2005年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | 東南アジア / 華南 / 市場 / 里弄 / ショップハウス / 植民地 / チャイナタウン / 移民 / 華人街 |
研究概要 |
本研究は、中国華南からインドシナ半島にかけての地域の海上、河川流域に分布する交易都市を対象とし、この流域の都市が、いかなる水域ネットワークの中で成立、形成されたのかをフィールドワークならびに文献史料の分析を主とする海外学術調査によって明らかにすることを目的にしている。これまでほとんど明らかにされていない華南及びインドシナ半島の都市の空間構造を都市史・建築史の視点から明らかにし、都市全体の構造から道路・水路、街区、敷地割り、建築の空間構成に至る各レベルを、連続的に関連づけて分析する方法、同時に文献史料の考察をあわせた総合的な分析手法の創出を行った。 台湾海峡、華南、マレー半島などの海域アジア、また珠江、メコン、チャオプラヤなどの各水域及び相互の関係において、都市構造や住宅の空間構成などの様々な点で伝播の具体的な状況を見出し、さらに、開拓地都市という概念を提示して移民によるデルタ上の都市形成との比較から植民地都市を相対化し、共通の特徴を持つ都市群の状況を解析し、その構成要素・都市構造を明らかにすることを研究内容とした。実地調査では、台湾西岸、マレー半島の海域交易都市の都市内・都市外ネットワークの解析、メコンデルタ上の都市群に関しての歴史的形成過程の解明、などを重点的に行った。海域アジアの都市について、実地調査をもとにした都市構造の研究について、方法論的構築を目指して多角的調査を行い、都市研究を単独ではなくネットワークとの関連で考察を行ったことが、本研究の特色である。
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