研究課題/領域番号 |
17500010
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報学基礎
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
趙 晋輝 中央大学, 理工学部, 教授 (60227345)
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研究分担者 |
辻井 重男 情報セキュリティ大学院大学, 情報セキュリティ研究科, 教授 (50020350)
百瀬 文之 中央大学, 理工学部, 教授 (80182187)
松尾 和人 情報セキュリティ大学院大学, 情報セキュリティ研究科, 教授
志村 真帆呂 東海大学, 理学部, 講師 (30308209)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2005年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 楕円暗号 / 超楕円暗号 / 高速加算アルゴリズム / Weil descent 攻撃 / GHS攻撃 / 安全性解析 / Weil descent attack / GHS attack / 高速演算 / 位数計算 / Weil descent攻撃 |
研究概要 |
1.代数曲線暗号の中では、Cab曲線やSuperelliptic曲線などの超楕円曲線以外の方式は安全でないと明らかになった今では、超楕円曲線の高速実装を行った。特に64ビットプロセッサー上単精度計算で暗・復号化が可能な種数3超楕円曲線の因子群の演算を高速化するために、同程度の安全性を持つ楕円暗号に比べて、同様若しくは上回る暗号化と復号化の速度を実現した。具体的に、計算量が最少の高速算法を提案すると同時に、スカラ演算173マイクロセコンドの実装記録を実現した。 2.楕円・超楕円暗号に対して、今までは特殊な曲線を除いて有効な攻撃が知られていないが、数年前提案されたWeil descent攻撃はその適用範囲と被害の解析が極めて困難とされている。ただ、極僅かな曲線しか攻撃されないと考えられていた。本研究では、Weil descent攻撃に対して、攻撃可能な曲線のクラスを完全な分類と密度解析を行い、楕円・超楕円暗号の安全性を明らかにしている。それによって楕円・超楕円暗号系に対するWeil descent攻撃の安全性解析という大きな課題の完全な解決が得られた。特に、このような弱い曲線が大量に存在する衝撃的な事実をはじめて突き止め、そのような曲線の判定法も示した。
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